Teo Torriate(Let Us Cling Together) 手をとりあって - Queen 和訳
日本人で、クイーンが好きと来れば、この曲。
クイーンが日本語で歌うことに、ひたすら感動を覚えます。
「Now I'm Here 誘惑のロックンロール」同様、ブライアン・メイ作。
(日本版の "Now I'm Here" だと、私は勝手に思っています)
一緒に歌いやすいように、分かりやすい英語で構成され、なおかつ、当時の通訳さんによる、素晴らしい日本語まで入っているので、ねこあるきは和訳するつもりはありませんでした。
ふと、これを口語(日常会話レベル)の日本語にしたら、どうなるのかと思いましたが、シンプルな文章は、直訳こそ簡単なのに、意訳は大変ですね。
以前、俳句を英訳せよ、と無茶振りされた事を思い出しました。
▼オフィシャルの「手をとりあって」
1976年アルバム「華麗なるレース」より
"Teo Torriate(Let Us Cling Together)" 和訳
When I'm gone
僕がそばにいない時
No need to wonder if I ever think of you
どうか、気に病まないで
僕は、君を片時も忘れたりはしないから
The same moon shines
遠く離れていても、
月は僕たちに同じ輝きを降り注ぎ
The same wind blows
突然の風に、君が歩みを止めた時、
僕も吹き抜ける風を立ち止まって見送っている
For both of us, and time is but a paper moon
僕と君の間は、時間すら隔てることが出来ないよ
be not gone
忘れないでいて
Though I'm gone
僕は、いつか行かなければならないけれど
It's just as though I hold the flower that touches you
僕が手にする一輪の花は、君の頬にふれるよう
A new life grows
やがて冬を迎えても、新たに命は芽吹き
The blossom knows
僕たちの事を受け継いで、花は咲き誇る
There's no one else could warm my heart as much as you
凍てついた心を、春の陽ざしが包むように
君ほど僕を温かく包み込んでくれた人はいない
be not gone
ずっと一緒だよ
Let us cling together as the years go by
年月を重ねるほど、僕たちは強く結び付き
やがてはひとつになって行こう
Oh my love, my love
君がいて、僕はどれほど強くなれた事だろう
In the quiet of the night
静寂だけが訪れる、夜のとばりの中
Let our candle always burn
蝋燭に灯した小さな明かりが、消えることが無いように
Let us never lose the lessons we have learned
君と僕が出会えた、この気持ちをいつまでも
Teo Torriate konomama iko
Aisuruhito yo
Shizukana yoi ni
Hikario tomoshi
Itoshiki oshieo idaki
Hear my song
僕の歌声を耳にして
Still think of me the way you've come to think of me
君はまだ、僕のことを想って胸を熱くしてくれる
The nights grow long
少しずつ過去が長くなり、
記憶が闇に飲み込まれても
But dreams live on
暗がりの中では、夢はいっそう輝きを増すだけ
Just close your pretty eyes and you can be with me
僕に向けた眼差し、そのつぶらな瞳を閉じてごらん
ほら、君は僕と一緒にいる
dream on
二人だけの夢を見よう
Teo Torriate konomama iko
Aisuruhito yo
Shizukana yoi ni
Hikario tomoshi
Itoshiki oshieo idaki
When I'm gone
いつか、僕の姿が見えなくなって
They'd say we're all fools and we don't understand
心無い誰かは、僕たちのことを笑うだろう
そんなの、分かりたくもないよ
Oh be strong
強く信じて
Don't turn your heart
自分の気持ちを疑わないで
We're all
僕たちの想いは嘘じゃない
You're all
君の抱いた情熱も
For all
それがすべてで
For always
移ろわずに
Let us cling together as the years go by
時の流れと共に、絆をより強くしていこう
Oh my love, my love
君の笑顔に支えられ、もう僕は一人じゃない
In the quiet of the night
温もり残る、ひそやかな夕闇に
Let our candle always burn
僕たちの、心に灯る炎を絶やすことなく
Let us never lose the lessons we have learned
君と僕が出会えた、この瞬間を永遠に
以上です。
東京ライブ1979年の映像だけを使用して、音源は2011年のリマスター版CDを組みあわせて、動画を作りました。
▼もちろん、和訳字幕付きです。
おまけ
東京公演も来日時の密着取材も、youtubeにたくさんありますね。
▼漫画「マカロニほうれん荘」だったかな。
クイーンのメンバーが訪れるシーンがありました。
▼右はブライアン・メイですね(笑)
▼有名な、1975年クイーン来日映像。
メンバーの表情が輝いているのが、微笑ましいです。
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この曲は有名なのでいろいろ訳がありますが、
返信削除日本語版「手をとりあって」として日本語で鑑賞できる訳は
この訳が初めてだと思います。
一行一行が心に染みます。
英語の歌詞を日本語に翻訳するとき、ほとんどの場合は
意味をそのまま訳していると思います。
その場合、確かに意味はわかるようになりますが、
元の歌詞の味わいとか感動とかをうまく訳せているかというと
そういうものでもないと思います。
ここの訳は、ただ意味がわかるだけでなく、日本語の作品として
鑑賞できるのがすばらしいと思います。
はなおのぺらさん、こんばんは。
削除"Oh my love,my love"を「愛する人よ」では、日常会話に出てこないかな、と思ったのです。
英語だと気持ちは伝わって来るのに、対訳の日本語が詩的で、なんか難しく思えてしまって。
普段使いに近い、日本語にしてみました。
当時の日本が、クイーンのメンバーに与えた影響を念頭に置いての意訳です。もはや、魔改造の域です(笑)
高橋です。
返信削除この曲を聞いた時まず思ったのは、日本語の歌詞の部分で、原詞は英語部分だとすると、この和訳は相当のレベルと思いました。勿論作者のブライアンの訳なわけはななく、いくら日本好きなフレディーの訳でも無いわけで、当時の通訳さんの訳とは知りませんでした。
意訳はさすがねこあるきさんです、すばらしいです。
高橋さん、こんばんは。暑い日が続きますね。
削除コメントありがとうございます。
日本語歌詞は、当時、来日したクイーンの通訳を務めていた「鯨岡ちか」さんという方だったと思います。
フレディがこの部分の和訳にこだわり、通訳さんに付きまとっては、何度も確認を取っていたそうなので、熱の入れようが伝わってきますね。
ねこあるきの意訳は、それとは別に楽しんで頂けて幸いです。
こんばんは。
返信削除ねこあるきさんの和訳は大好きで色々検索してみていましたがこの和訳は初めてみました。
YouTubeの動画で拝見して思わず泣いてしまいました。とても素敵な和訳ありがとうございます��