2017年3月26日日曜日

The Fairy Feller's Master-Stroke - Queen 和訳

The Fairy Feller's Master-Stroke - Queen 和訳


邦題「フェアリー・フェラーの神技」
フレディが、ロンドンの当時テート・ギャラリー(現テイト)という国立美術館で、細密に描かれたリチャード・ダッドの絵を元に書いた曲で、絵も曲と同じ名前です。

フレディは本当にファンタジーが好きですね。

リチャード・ダッドは幼い時から才能に恵まれましたが、精神を病んで父親を殺め、精神病棟で半生を過ごした1817-1886年の画家です。

精神病棟と言っても、現代のようなものではなく、鉄格子や鎖につなぐ、あまり良い環境とは言えない場所。
ここで1855 -64年まで、9年の歳月をかけて"The Fairy Feller's Master-Stroke"を描き上げました。

画面に所狭しと描かれている様に、フレディの曲もぎっしり登場人物が満載。

いちいち絵と見比べながら和訳したので、えらく苦労しました。
古いイギリス英語も散見されるし。

登場人物は、シェークスピアや、マザーグース、ギリシャ神話から出てくるので、のちほどゆっくりと。

最近、クイーンの曲に解説が多いので疲れました(挫折気味)


▼"The Fairy Feller's Master-Stroke" 絵画のほうです。




妖精が割ろうとしている「木の実」は、なぜか和訳では「くるみ」になっていることが多いですが、金色の斧を振り上げている妖精の足元にあるのは、どうみてもクルミではありませんね。

▼足元に落ちている木の実。



おそらく、西洋ハシバミの実(ヘーゼルナッツ)が正しいのではないかと。
▼ヘーゼルナッツの殻と中身




▼オフィシャルの「フェアリー・フェラーの神技」は「クイーンⅡ」1974年から。





"The Fairy Feller's Master-Stroke" 和訳


時計の針が、時を刻む。
今日は妖精の国での一大イベント、待ちに待ったその日なのだ。


He's a fairy feller
彼こそ妖精界の名高き木こり


The fairy folk have gathered round the new moon shine
月明かりが鳴りをひそめ、星だけが輝きを増す新月のころ、
妖精の仲間たちがこぞってやって来る

To see the feller crack a nut at night's noon time
真夜中0時に、木こりが木の実を割るのを見るために

To swing his axe he swears, 
黄金に輝く斧を振り下ろし、確実に一刀加えるのを

as it climbs he dares
彼はまるで恐れを知らぬかのようで

To deliver...
それを見届けるために...

The master-stroke
ため息まじりに誰もが感嘆する
「あの一撃は神技さ!」


Ploughman, "waggoner will", and types
農夫で『鋤車引きのウィル』なんて正にそれ
車に手をかけ、その時を今かと待ち構える

Politician with senatorial pipe -
政治家と上院議員は、管弦楽器を吹いている

he's a dilly-dally-o
手持ち無沙汰にのらりくらり、とね

Pedagogue squinting, wears a frown
博識を鼻にかけた学者は目を細め、しかめ面

And a satyr peers under lady's gown, dirty fellow
サテュロスは仲間の女のスカートの下に、いやらしいヤツ

What a dirty laddio
相変わらずの好きモノさ

Tatterdemalion and a junketer
ぼろ服の男と、物見遊山の男は

There's a thief and a dragonfly trumpeter -
泥棒と、トンボのトランペット吹きの近くにいる

- he's my hero
トンボのトランペットはそれは素晴らしくて
僕のヒーローだ

Fairy dandy tickling the fancy of his lady friend
男前の妖精は女の友達に、たわむれに手をかけている

The nymph in yellow "can we see the master-stroke"
若く美しいニンフは無責任に煽る
「本当に私たちはあの神技を見られるのかしら?」

What a quaere fellow
なんと身勝手な連中だろう


Soldier, sailor, tinker, tailor, ploughboy
兵士、水夫、鋳物の修理屋、仕立て屋、牛すきを引く田舎者

Waiting to hear the sound
有象無象が寄せ集まって、一撃の響きを聞こうと待ちわびる

And the arch-magician presides
弓なり型の帽子をかぶった魔法使いが仕切り役

He is the leader
彼は、誰もが認める指導者さ


Oberon and titania watched by a harridan
オーベロンとティターニアは、また何か仕出かさないように
付き添いの口やかましい婆さんに見張られて

Mab is the Queen and there's a good apothecary-man
マブの女王の傍らには、腕の良い薬師の男が

Come to say hello
みんな揃ってご挨拶

Fairy dandy tickling the fancy of his lady friend
洒落男の妖精は、いたずらに女友達をくすぐりつつ

The nymph in yellow
麗しいニンフは疑いの目で時を見守る

What a quaere fellow
まったく勘ぐり過ぎなやつらだよ

The ostler stares with hands on his knees
馬の世話人は膝に手を当てて、ことの成り行きをじっと見つめ

Come on mr. feller, 
さあ、名うての木こり、その腕を奮ってくれ

crack it open if you please
木の実に渾身の一撃を、目に物見せてくれないか



以上です。

▼自分でも酔狂だと思いますが、字幕付き動画を作りました。




本当に、これでおしまいにしたい所ですが、長い解説があります。

ご興味のある方だけ。
いらなかったら、すっ飛ばしてください。


▼まず絵を見ていきます。「Fairy Feller 妖精の木こり」
金の斧を構え、木の実を割ろうというとき。





それと"new moon" は新月。
満月の逆なので、月明かりのない真っ暗闇。

「月明かりの下、妖精たちが集まる」の方が、イメージ的にきれいなのですが、この曲はフレディのサイドブラックなので「黒」にこだわったのかと思います。


▼Ploughman, "waggoner will"
「農夫で『鋤車引きのウィル』」






▼Politician with senatorial pipe 
「政治家と上院議員は、管弦楽器を吹いている」
奥でラッパを吹いているのは、兵士に見えますが。




▼どちらかといえば、こっちの方が上院議員に見えます。
しかし、管弦楽は吹いていません。分かりませんでした。





▼Pedagogue squinting, wears a frown
「博識を鼻にかけた学者は目を細め、しかめ面」
目を細めていて、鼻持ちならない、いかにも口うるさそうなのはこれでした。



"And a satyr peers under lady's gown, dirty fellow "
「サテュロスは仲間の女のスカートの下に、いやらしいヤツ」

女性のスカートの下にいる妖精は一人だけ。
しかしサテュロスはギリシャ神話に出てくる半人半獣の姿で、酒と女が好きな好色の象徴。
どこにも半人半獣の妖精は見当たりません。

▼サテュロスはどうも、年代や場所によっては人間と同じ姿で描かれることが多く、年を取ると「あごヒゲをはやし、禿げている」そうなので、おそらくこれ。





▼"Tatterdemalion and a junketer"
「ぼろ服の男と、物見高い男」




▼"thief and a dragonfly trumpeter"
「泥棒と、トンボのトランペット吹き」
大きなトンボの足元に、ちらりと覗くのが泥棒でしょうか。




▼"Fairy dandy tickling the fancy of his lady friend"
「男前の妖精は女の友達に、たわむれに手をかけている」




▼"The nymph in yellow" 
ニンフは若くて美しい女性のこと。
しかし、黄色い服を着ているわけではありませんね。
「黄色い声」は仏教由来の言葉なので、和訳に反映しませんでした。




"Soldier, sailor, tinker, tailor, ploughboy"
「兵隊、水夫、鋳物の修理屋、仕立て屋、牛すきを引く田舎者」は、マザーグースの引用ですね。

マザーグースはこのあと、
"Rich Man, Poor Man,Beggar, Thief"
「金持ち、貧乏、こじき、泥棒」と続きます。

▼おそらく彼らのことかと思います。
兵隊はさっき、ラッパの彼でしょうか。
「仕立て屋、田舎者、鋳物の修理、泥棒」の並びです。




▼"And the arch-magician"
「弓なり型の帽子をかぶった魔法使い」の主導でみんなが集まったようです。




"Oberon and titania watched by a harridan"
「オーベロンとティターニアは、また何か仕出かさないよう、付き添いの口やかましい婆さんに見張られて」

オベロンとタイタニアは、シェイクスピアの喜劇「真夏の夜の夢」に出てくる妖精王と女王。

劇の中では養子をめぐって喧嘩し、周囲を巻き込んでひと悶着おこすので、付き添いの老婆にぎっちり見張られているのでしょう。

▼オベロンとタイタニア、そして見張りの老婆。




"Mab is the Queen and there's a good apothecary-man"
「マブの女王の傍らには、腕の良い薬師の男が」

マブ(メイブ)の女王は、本来はケルト神話に出てくる悪・狂気・権威の女王ですが、アイルランドの言い伝えに、眠っている間、頭の中をマブの女王の行列が通ると、人間は夢を見ると言われています。

シェイクスピアの作品の中で、マブの女王が行列で使う乗り物は、昆虫や小動物がハシバミの実で作る、とあるので、とても小さな妖精なのでしょう。

▼小さな小人の行列は、ここにありました。
魔法使いの帽子の上。分かりづらかった。




やっと最後。


"The ostler stares with hands on his knees"
▼「馬の世話人は膝に手を当てて、ことの成り行きをじっと見つめ」




さあ、ようやくハシバミの実を割ってもらいましょう。
説明はおしまいです。

画家のリチャード・ダッドにも、フレディにも、多彩すぎて付いていけません。
和訳で韻を踏む余裕が、まるでありませんでした。
いつか書き直すかもしれません(適当)


おまけ

ここまで辿りついた方はいらっしゃるでしょうか。
疲労困憊のねこあるきです。

▼レインボー座でのライブ「フェアリー・フェリーの神技」音源のみ。
え?ライブでこれを演奏した?観てみたかったです。




ここまで、きっちり読んでいただいた方、その探求心に感服します。






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23 件のコメント:

  1. 絵を見て、曲を聴いて、訳を読んで、解説を読んで、
    また曲を聴きながら訳を読むと、
    不思議と絵が浮かんできます。
    それだけでなく、絵が躍動感を持って動き出すような感じです。
    それだけすごい訳です。

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    1. はなおのぺらさん、こんにちは。いつもコメントありがとうございます。
      最後まで解説を読んでくださったのでしょうか。だとしたら、苦労した甲斐があるというものです。
      ところで個人的に思うのですが、「トンボのトランペット吹き」は、その足の長さと羽の大きさからみて、トンボではなくて、ガガンボの様に見えますが、はなおのぺらさんはいかが思いますか?

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    2. 解説はもちろん最後まで読みました。
      おかげで絵も曲(詩)も理解できました。

      あの「トンボ」は、足の長さといい、羽のたたみ方といい、
      更に腹部の様子といい、確かにガガンボですね。

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    3. はなおのぺらさん。ご返信ありがとうございます。
      やっぱりガガンボに見えますよね。
      以前、エミール・ガレのトンボのテーブルを見たことがあるのですが、その胸筋や羽、腹部(しっぽ)を細部まで表現していました。日本でも外国でもトンボはトンボの様です。
      ガガンボのトランぺッターとは、リチャード・ダッドは面白い着眼をするのですね。ちょっとガガンボに対する評価が変わりました(?)

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  2. こんにちわ!
    歌詞のWORDを絵の中に探し、その絵と背景から歌詞を直す作業の大変さが分かる作品で素晴らしいです、ご苦労様でした。私も昔は英語の歌詞は直ぐに入ってこなかったし、気にしなかったのですが、「ねこあるき」さんのおかげで曲を聞きながら歌詞を見ると楽曲に対する感情が全然違うので驚きました。
    そこでまたリクエストですが、Queenの「Spread Your Wings」をお願いします。
    多彩な訳の後ですので少し休まれてからやって頂ければと思います。
    これはJohn Deaconの曲ですが、いつも主役は「I」か「You」または「We」が多いのに、なぜ「Sammy」と具体的実名でどんな子なのか?「Emerald Bar」とはどこのどんなバーなのか?と疑問と興味が湧きます。調べられる背景と作詞者本人に聞かないと分からない事があるでしょうが・・・。宜しくお願い致します。

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    1. おお、高橋さん!お越しいただいていたのですね、コメントありがとうございます。ねこあるきです。
      私も不思議なのですが、和訳の前と後では、曲に対する気持ちの入り方が全然違うという。英語のまま聞き過ごしていたのでは、ここまで鮮明にイメージできないというか。
      「世界に捧ぐ」は聴きこむほどに良いアルバムです。おそらく、「Spread Your Wings」の登場人物や場所は、「地獄への道連れ」の様にフィクションであると思いますが。
      これから忙殺される前、年度末の突貫工事よろしく、3月は多めにアップいたしましたので、少々お時間をいただくと思います。
      高橋さんには、いつもお越しいただいてとても嬉しいです。

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  3. The Fairy Feller's Master-Strokeは、その後聞けば聞くほどRhyme(韻)も心地よく気に入ります。そこで「ねこあるきさんの歌詞」をRichard Daddの絵からクローズアップする動画をつくる事を気付き、完成後了解を以てアップしようと考え、もう一度You-Tubeをチェックしたら、英語版でもう在りました!(誰でも考えることは同じようで)、それで二番煎じは止めることにしました。
    そこで気付いたのは、<https://www.youtube.com/watch?v=15A0F5aOoPM>の中の
    ”Politician with senatorial pipe”でズームされる部分で、ねこあるきさんの
    「政治家と上院議員は、管弦楽器を吹いている」よりは、「政治家とパイプを咥えた上院議員」の方が正解かなぁ?と思いました。木管楽器はPipeという事がありますが、金管楽器は「Tube」が使われるのでは?と思いました。
    いかがでしょうか?

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    1. 高橋さん、こんばんはというより、おはようございます。
      お越しいただいて、狂喜するねこあるきです。

      実は私も、この曲を和訳する前に件の動画を見たことがあります。
      ちょうどダッド氏の細密画を見ただけで、やる気が半減していたところでしたので、いちいち登場人物を探す手間が省けて「こりゃ楽でいいや」と思ったものです。

      ところが、動画では絵のごく一部しか使われていないんですね。
      動画を作成したのは英語ネイティブなのに、どうしてこんな解釈するのか不思議に思いました。

      イギリスでパイプ、といえばバグパイプがかつては一般的でしたが、笛吹の総称(ハーメルンの笛吹など)として"pipe"が使われています。
      絵の中で身なりが良く、楽器を吹いている人物を探して、この解釈になりました。
      木管であれば、もう一組の身なりの良い方かな、と思ったり。パイプじゃないですけれど。

      疑問なのは、動画でパイプを咥えている人物は、魔法使いのマントから顔をのぞかせているだけで、身なりが分かりません。合っているのは「パイプ」だけで。
      フレディが、この人物を「上院議員」または「政治家」と解釈するか?
      ということで、結局、自分の目で細密画を凝視する羽目になりました。

      動画作成は、ねこあるきも考えました(笑)
      とはいっても、「英語ネイティブのくせに、フレディとダッド氏の意図も分からんのか!」という奇妙な反逆精神なので、私は高橋さんの様に冷静ではありませんね。

      二番煎じとは全く思いませんよ。
      新解釈で、大いに結構だと思うのです。
      間違っていようが、自分の頭で考えたうえで日本人が日本語を書くのに、誰の顔色もうかがう必要はない、と生意気にも(さらに小心者のくせに)私は思うのです。

      それこそ、ねこあるきの解釈をご覧のうえで、高橋さん独自の新解釈で動画を作成されることは素晴らしいことだと存じます。
      せっかくのこの名曲を、高橋さんがおやりにならないなら、ねこあるきが勝手に作っちゃいますよ(笑)

      余談ですが、曲を聴きすぎて、絵を見すぎたせいで、しばらく夢に出てきてうなされました。

      削除
  4. 高橋です、私もQueenの曲が夢に流れる時があります。
    Freddieはアートにも才能があると思われますが、リチャード・ダッドを自分なりに解釈した詞なのか、リチャード・ダッドの解説書の登場人物を詞に取り入れたのか、によっても変わるでしょう! そこに解釈の違いや勘違いがあれば、もはや両者今は亡き以上、正解は無いに等しいのではないでしょうか?
    ねこあるきさんは、NET上にある既存の解釈は参考にはするでしょうが、それに捉われずに自分の分析による解釈を打ち出しているところに私は敬服します。
    直訳の詞ほどつまらない,バカらしいものは無いです。正解が無いのであれば自分なりのクリエイティブな意訳を作るべきです。
    二番煎じに関してですが、You-Tubeに
    " https://www.youtube.com/watch?v=pGvEpqCZ11I "を見つけました。これはリチャード・ダッドの絵から各人物を切り抜いてQueenの曲に合わせて表すもので、人物が正解かどうかは別にして構成は秀逸なもので、私の動画ソフトではここまで出来ないので、やはり自分として成果が低くなるので諦めます。
    切り抜きではなくても、ねこあるきさんの動画が見てみたいですねぇ・・・

    返信削除
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    1. おはようございます、ねこあるきです。
      教えていただいた動画を拝見いたしました。あのレイヤーの多い細密画を、パス打ちすると考えただけで気が遠くなりそうです。動画の作者はよほどの熱意をお持ちだと、いっそここまで出来るなら、アニメーション化して、斧を振り下ろしてもらいたいです(笑)

      日本人は生真面目な気質がありますが、欧米人はかなりアバウトで、アレンジ・創作、なんでもアリな所があります。それはそれで面白いです。
      ただ、英語は英語だから良いのであって、日本語を無理に英語に当てはめると、意味が分からないものに仕上がるのは、高橋さんも良くご存じだと思います。
      日本語は日本人にしか分からない豊かな情緒があふれているのに、素晴らしい洋楽が日本語を介した途端、無味乾燥なものになるのが残念でたまりません。解釈が人によって異なるのは必然だと思いますので、私も自分の和訳が正解だとは思いませんが、そういう解に至ったのは事実なので、そこは千差万別、といったところです。
      (とはいえ「イッツ・レイト」みたいに作曲者の解説があれば和訳しやすいのに、と思うことも多々あります)

      高橋さんは、ご自身のお考えがあるにも関わらず、決して直情的にならず、ねこあるきの様な第三者の意見をお聞きになる度量をお持ちで、他者へご配慮いただく事も当然の様にやってのけていらっしゃる。
      敬服すべきは私の方であって、いただいたコメントは"Master-Stroke"のように響きます。
      動画は絵を切り抜いて→画像で保存し、スライドショーの様に効果を付けて、文字とタイミングを合わせれば、無料の動画ソフトでも出来ますよ。
      言うは易し、行うは…。
      さて、要領の悪いねこあるきが、動画を作れるまでどれくらい時間が掛かることでしょう。

      削除
    2. Mr.Fairy Feller、高橋さん。
      敬意を表しまして、字幕付きの動画を作りました。

      まあ、こんな演出も一興ということで。
      粗いところは見逃していただければ幸いです。

      削除
  5. 高橋です。とうとうやりましたネ?!ご苦労様でした、切り抜き作業も大変だったでしょう。内容は、以前参照したネットのものよりさらに秀逸です。
    ねこあるきさんが「時間が無い」とボヤくのも分かりましたよ、夜な夜な切り抜き作業をしていたのですネ?! リアル動画もどこから探したのかピッタリなものをはめ込んで、感心するばかりです。 これに懲りず新作動画を期待しています。

    返信削除
    返信
    1. Mr.Fairy Feller。
      高橋さんに褒めてもらえなかったら、相当凹んだと思います。
      良かった・・・!!
      喜んで頂けて何よりです。苦労が報われました。

      驚くなかれ(?)、画像は全部ペイント(Windowsのアクセサリに入っているPaint)で処理しています。
      切り抜いたというより、拡大して黒く塗りつぶしていきました。
      作業中のテーマソングは、ローリングストーンズの「ペイント・イット・ブラック」でした(笑)

      「自作も乞うご期待!」と大見得を切る自信はございませんが、ねこあるきは楽しんでおりますので、高橋さんにも楽しんで頂ければ何よりです♪

      削除
  6. ねこあるきさま、はじめまして。じゅんこ と申します。「ボヘミアン・ラプソディ」を見てからQueenにはまって、いろいろと調べていてここにたどりつきました。The Fairy Feller's Master-Stroke にマザーグースが出ていると知ったのですが、他の Queenの曲にはマザーグースは出ていないのでしょうか・・・?ビートルズとかはたくさん出ているようなのですが、Queenも、もしかしたら・・・と思って投稿させて頂きました。どうぞよろしくお願いします。

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    返信
    1. Unknownさんこと、じゅんこさん。初めまして、ねこあるきです。
      コメントいただき、有難うございます。

      じゅんこさんは、マザーグースにご興味がおありでしょうか?
      ねこあるきは全曲の歌詞を把握しているわけではないのですが(申し訳ございません)、フレディはマザーグースにこだわっていた訳ではなくて、ダッド氏の絵に描かれていることを、歌ったものだと思います。

      ひとつに限らず、多方面にわたりいろんな影響を受けている、と言いましょうか。
      マザーグースではないけれど、アルバム「戦慄の王女」の「マイ・フェアリー・キング」は「ハーメルンの笛吹き」から引用が見られます。

      ご参考までに、フレディのファンタジーの世界が色濃く出てくるのは、「戦慄の王女」「クイーンⅡ」「シアーハートアタック」の3作です。
      この他にも、マザーグースに関わっていそうな事柄を見つけましたら、コメント欄でお知らせしますね。

      削除
    2. ねこあるきさま、さっそくのお返事ありがとうございました!・・・「フレディはマザーグースにこだわっていた訳ではなくて、ダッド氏の絵に描かれていることを、歌った」・・・なるほど!確かに、英語圏で生まれ育ったわけではないから、自分から意識的に引用したのではなく、「ダッド氏の絵」を描写した、ということですね。ありがとうございました。じゅんこ

      削除
    3. じゅんこさん、おはようございます。丁寧なご返信を有難うございます。

      一応補足です。
      マザーグースに関連するならば、フレディはBeatrix Potterの作品(ピーターラビットの原作者)を愛読書のひとつにしています。

      イギリス国内では、彼女の挿絵のマザーグース絵本が一般的に販売されていますので、フレディが手にしていた可能性は高いです。
      なかなか良本ですので、この本はねこあるきも持っています(今でも購入できると思いますよ)
      蛇足でしたら、読み飛ばしてくださいね。

      削除
  7. ねこあるきさま、おはようございます。
    愛読書の1つでしたか!フレディ、なんか可愛いですね(笑)

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    返信
    1. じゅんこさん、こんばんは。このコメントにご返信はご不要ですよ。
      フレディがピーターラビットを読んでいるの、かわいいですよね(笑)

      余談ですが、ブライアン・メイの好きな映画は「オズの魔法使い」だそうです。物理学者だから、もっと難しいのが好きかと思いました。

      削除
  8. 素晴らしいblogを見つけてしまった
    はじめまして
    嬉しくなちゃいました
    ありがとうございます

    返信削除
    返信
    1. Unknownさん、遅くなりました。ねこあるきです、初めまして。
      素晴らしいとは、もったいないお言葉をありがとうございます。
      ぜひ、お気軽に遊びにいらしてくださいね。

      削除
  9. こんにちは!はじめまして。
    和訳、素晴らしいです!感謝です!しかもライブ音源付きとは!
    実はこの絵の載っている洋画集がなぜか昔からうちにありまして、クイーンファンになってからこの絵の事を歌っている事を知り、度肝を抜かれました。
    そして緻密な宝石細工のようなこの曲に魅了されました。
    当時、私の力では和訳しきれませんでした(涙)
    今はネットですぐ調べられてありがたい限りです。
    他の曲の和訳もいいですね!またちょくちょく訪問させて頂きますね!

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    返信
    1. ふうちゃんさん。初めまして、ねこあるきです。
      和訳をお気に召していただけて、とても嬉しいです。
      ダッド氏の絵を含む洋画集をお持ちとは、豊かな教養をお持ちのご家庭なのですね。
      細かく描き込んだ絵からは、狂気すら感じます。この絵にピンとくるのがフレディらしいですよね。
      また是非、お気軽に遊びにいらしてください♪

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