Love Is Love - ラブ・イズ・ラブ - Culture Club 和訳
「愛は愛」が直訳です。時々、英語で「you are you あなたは、あなた」など、似たような表現を見かけます。
日本語で補足するならば「何があっても、変えられないもの」、「良くも悪くも」、「これ以上でも、以下でもない」という伝え方をするときに、使われている様に思います。
そこで、「愛は愛」。
『愛ってなに?』などと、麗しい問いを投げかけられたら「ラブ・イズ・ラブ」と返すのが望ましい状況です。
さて本題。この曲は1984年の映画「Electric Dreams エレクトリック・ドリーム」の挿入歌です。
映画の内容は(ネタばらししませんので、ご安心ください)、ある男性が購入したデスクトップ型コンピューターが、ひょんなことから、人間の感情を習得し、やがて人に恋するというもの。
コンピューターの名前は「エドガー」。
恋するエドガーが作った曲として使用されたのが、このカルチャークラブの「ラブ・イズ・ラブ」。
PVもありますが、映画を見ていないと、PVもよく分からないんじゃないかと思います。
▼PV。エドガーが主役で、ボーイ・ジョージは最後の一瞬しか出ません。
"Love is Love" 和訳
You don't have to touch it to know
考えるようなことじゃないんだよ。
Love is everywhere you go
君がいるところなら、どこにでもあって。
You don't have to touch it to feel
感じ取ろうとしなくて良いよ。
Love is every second we steal
知らぬ間に、僕たちに刻まれていく。
Love is love is nothing without you
そして、君がいないとダメなんだ。
Love is love is everything you do
君が関わることなら、どんなことでも良くて。
Open up your eyes
目を開いてごらん。
And you will see
その瞳に映るから。
Love is love is everything to me
僕のすべて。それが愛なんだ。
You don't have to touch it to be
そうしようとして、出来るものじゃなくってさ。
Wrapped up in emotion like me
気持ちの方から包み込んでくるんだ。
僕みたいに。
Everyone must feel how I do, yeah
みんな無意識に、どうすればいいか分かってる。
Love is just to be close to you
そして今、君のすぐそばに。
Love is love is nothing without you
愛は、君あってのこと。
Love is love is everything you do
君がすることなら何だって。
Open up your eyes
何が見える?
And you will see
その瞳で僕を見て。
Love is love is everything to me
僕は君がすべてなんだ。
And you know that love is love
分かっているはずだよ。
It's written in black and blue
頭で理解できなくても、身体で覚えるものさ。
And everything you say
君が語り掛ける毎に
Must bring her closer, closer to you
近く、もっと近く引き寄せられるんだ。
Ba-ba (ooh), ba-ba (ooh), ba-ba (ooh)
恋のノイズ、愛の波形。
苦しい雑音のようで、陶酔するほど甘美なもの。
You don't have to touch it to know
あえて分かろうとしなくて良いよ。
Love is everywhere that you go
どんな所でも、君の周りにあふれているから。
You don't have to touch it to feel
探し出そうとしなくても
Love is every second we steal
僕らの過ごす時間は、すべて愛に包まれている。
Love is love is nothing without you
だから、君がいないとダメなんだ。
Love is love is everything you do
君さえいてくれるなら。
Open up your eyes
ねえ、よく見て。
And you will see
分かっているよね。
Love is love is everything to me
僕にはかけがえの無いものさ。
Love is love is nothing without you
君なしには、いられないよ。
Love is love is everything you do
君がいるだけで、それが愛なんだよ。
以上です。
本当は初期のカルチャー・クラブが好きなんですが、過去に和訳した6曲が全部、切なすぎて心が折れました。
甘ったるいラブソングを与えないと、ねこあるきはすぐ意気消沈します。ニルヴァーナ和訳の時も1回挫折しました。
おまけ
▼英語がお分かりになるならば、映画「エレクトリック・ドリーム」の本編です。約1時間半あります。
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こんばんは!ねこあるきさん。
返信削除ブログを開いた瞬間、ハッと息をのみました。
何と‼ラブイズラブではないですか!こちらも大好きな曲のひとつです。しかし、私は映画を観ていません。コンピューター君が人間の女のコに恋する切ないラブストーリーで…と勝手に想像していて、またまた切ないシリーズかと解釈していました。この歌詞には愛が溢れていますね。PV同様にコンピューター君もハッピーエンドになれるのかな…映画チェックしないとですね(笑)
Yukiさん!こんにちは♪
削除ねこあるきの中でカルチャー・クラブといえば「切ない」の代名詞になっています。おまけで載せた、映画本編は難しいものではないので、ある程度英語が分かれば、大体お分かりになると思います。
映画の中で、もう1曲カルチャー・クラブが使われています。実はそちらも興味があったりします。ボーイの声は良いですね。
映画を観たあとPVを観ると、なんだかホッとしつつ、心のどこかでやっぱりか、と思ったりします。
もう1曲は、The Dream ですね。ベスト版CDの中に収録されていて、少々驚きました。ラブイズラブでなくて、こっち⁉なんだと…この曲も思いきり切ないメロディですね。
削除ラブイズラブは、滅多にライブでは歌ってくれない曲ですね。声質は変わってしまったけれど、ぜひ、生で聞いてみたいものです。
さすが、Yukiさん。なんでもご存じですね。
削除そして私もなんで?、と思いました。
ラブ・イズ・ラブは、愛に満ち溢れているからこそ、映画では効果的な使われ方をしてします。(ネタばれしませんので大丈夫です)
確かに映像はあまり残ってないですね。何故でしょう。
テレビ番組に出たときのがyoutubeにあるくらいでした。
また例の展開かなと思って訳を見ましたが、
返信削除意外や意外、純粋なラブソングでびっくりしました。
カルチャークラブってこういう曲も作れるんですね。
なんだかすごく意外な気がします。
はなおのぺらさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
削除意外や意外、カルチャー・クラブといえば切ないはずなのに。
そして映画の中でこの曲は…やっぱりカルチャー・クラブでした。
「例の展開」ですか(笑)。
それはねこあるきの選曲が悪いのかもしれません。
時には、甘いだけのラブソングも欲しいものです。
はじめまして。
返信削除大変言い出しにくいのですが、私は何度聞いても甘い歌に聞こえたことがありません。それは歌詞に、her が登場しているからだろうと、そしてそれはジョンの彼女なんだろうなと想定しているからだと思います。
曲の中盤にある一節、
>Must bring her closer, closer to you
このherは、You と me 以外の誰か別の存在ではないでしょうか?
この頃の二人は、もはや一緒に活動できる状況になく、それでも契約上バンド名義の活動期間を残していたので、4人がジョージとロイ、ジョン、マイキーとそれぞれ別々に活動をしていた時期とどこかで読みました。英語が苦手なので自信はないのですが。
だからこの時期は、なのでジョンのいない活動を余儀なくされていた、ジョージにとっても別れの稜線を歩くつらいつらい日々だったと思われるのです。この曲は、会えば暴力に発展してしまう耐えがたい状況の中、別れを回避できそうにない状況を前に、ジョージなりの愛の再告白の歌だと思うのです。私にはそうとしか聞こえないのです。
You がジョンで me がジョージなのは異論はないと思われますが、her が誰なのか、意訳と知りつつその辺どう解釈し、どうさばいたのか気になり、質問させていただきました。