2017年5月28日日曜日

Who Needs You - Queen 和訳

Who Needs You - Queen 和訳


ベースのジョン・ディーコン作、邦題「恋のゆくえ」は、大人しくて真面目な人を怒らせてはいけない、とつくづく思い知らされます。


地味で誠実、無口なディーコンが、見た目美人で性悪な女性に引っかかったら、さんざん悪し様に扱われるのは、目に見えて想像がつきます。

大人しく「勉強になったよ」と言って引き下がるのが常人。
大人しく従うふりをして、気付けば主導権を握っているのがディーコン。

ラテンのリズムに乗せて、楽しく、軽やかに、明るく。
決して激情にかられること無く、スマートに。


情感ゆたかな声の持ち主なのに、「恋のゆくえ」のフレディからは、余裕さえ見られても、感情の起伏を感じさせません。

こういうのが、かえって怖いんです。

フレディの甘い声と共に、みなさんもご一緒に。
「フゥー、ニーズ、ユー♪」


▼オフィシャル「Who Needs You」。
聴くだけなら、お洒落なカフェでも流れていそうですが。




"Who Needs You" 和訳

「恋のゆくえ」


I make it half past six you come at seven
待ち合わせのとき、
僕には「6時半に絶対遅れないでね」と言っておきながら
君は涼しい顔で7時にやって来る

Always try to keep me hanging round
いつも僕は、時間を無駄につぶさなきゃならなくて

You little spoilt thing girl you kept me waiting
君は僕を待たせている間、少し調子づいて小悪魔気取り

Never contemplating my point of view
こっちの気持ちなんて全然お構いなし

This comes as no surprise
何が来ても、もう慣れっこだよ

だったら僕も7時前に来れば良いのに
馬鹿正直に、言いつけを守っているから

I'm a fool for I believed your lies
君は、僕がなんでも言うことを聞くと思ってるでしょ

But now I've seen through your disguise
だけど、僕は最初からすべてお見通し
少しずつ、ワガママが増長していく君を今日まで見てきたよ

Who needs, well I don't need, who needs you?
鏡で自分を見てごらん
今の君を誰が欲しいと思ってくれるかな

え、僕?、僕はお断りだよ
だとしたら、誰が君を引き受けてくれるだろうね


Oh I believed you
誤解の無いように言うけれど、最初、僕は君を信じていた

Went on my knees to you
君にひざまづき、身も心も捧げていた

How I trusted you
どれほど君を信頼し、忠誠を誓ったか

But you turned me down
でも、君はそのたびに仇で返してくれた

But it's dog eat dog in this rat race
それでも僕は、骨身を削って君に気に入ってもらおうと
血のにじむような努力すら
ハムスターが回し車を走っているようだった

And it leaves you bleeding lying flat on your face
そんな僕が離れたときを想像してごらん
君は傷つき、血を流し、突っ伏している

Reaching out reaching out for a helping hand
手を伸ばしてみなよ、手を伸ばせば分かる
誰かが自分を助けるはずって

僕がいなくなった後、手を伸ばしたところで

Where is that helping hand?
君に救いの手を差し伸べる奴なんて、どこにいるんだろうね?


I like it, I like it
いいから、いいから、僕は楽しいよ

Well I don't need you
そりゃあね、僕は君がいなくても困らないから


How I was pushed around
どれだけ僕が振り回され、こき使われても
『ごめんなさい』とか『ありがとう』とは言わずに

"Don't let it get you down"
「別にいいじゃない」

You walked all over me
僕の気持ちを一蹴して、君が言い放ったことは

"But don't you ever give in"
「だって、あなたが折れれば済むことでしょ」

Taking one step forward slipping two steps back
必死で一歩進んだと思えば、あっという間に二歩滑り落ちる、
後退するだけの恋

There's an empty feeling that you can't forget
僕の情が枯渇してしまったら、君は身に染みるだろうね

Reaching out, for a helping hand
困ったときこそ、僕の存在をさ


When I met you, you were always charming
僕が君に会ったとき、息をのむほど君は魅力的で

Couldn't sleep at night 'till you were mine
僕のものになるまでは、眠れない夜が続いたよ

You were oh so so sophisticated
誰もが振り返るくらい、君は華があって洗練されていて

僕は自分が不釣り合いだと思ったよ
どうして僕と付き合ってくれたのかな、なんて

Never interested in what I'd say
だから、僕が言うことに君が一切、興味を持ってくれなくても

I had to swallow my pride
プライドを無理に飲み込んだ

So naive, you took me for a ride
僕は世間知らずの甘ちゃんだったから、
まんまと君に乗せられてしまった

But now I'm the one to decide
今や、くすぶった気持ちは晴れて、肚を決めたよ

乗せられたのはどっちかな
恋のゆくえは、僕と君、どっちが握っていると思う?

Who needs, well I don't need, who needs you?
誰も欲しがらないだろうし、いやぁ、僕はもうお腹いっぱい
君を求める酔狂な奴が、この先現れてくれると良いね



以上です。


ワザとだ。
相手を戻れないところまで、増長させるだけさせて、一気に梯子を外す気だ。
なんという策士。

影のリーダーと言われるだけの男、ディーコン!



少女漫画の「ガラスの仮面」から、画像をパクって加工するくらい、衝撃を受けました。


アルバム「News Of The World 世界に捧ぐ」は、この「恋のゆくえ」の次に「イッツレイト」が来ます。

この順番は、狙っているのでしょうか。
「Who Needs You 誰が君を必要としているだろう」
→「It's Late 手遅れ」って…。

余談ですが。
3曲目の「シアーハートアタック=心臓発作」の次、4曲目には「オールデッド・オールデッド=みんな死んだ」が来ます。

「世界に捧ぐ」は聴きこむほど、味わいがありますね。
じわじわと衝撃が襲ってきます。


ところで「恋のゆくえ」という邦題、センス良いですね。
こういう意訳が出来るようになりたいものです。



おまけ


アコースティック版というより、テスト版の「恋のゆくえ」。ディーコンが音頭をとっています。テイク2のようです。

歌詞はまだ「ラララ~♪」とか、「ワオワオ♪」など、適当に入っていますが、テスト版にもかかわらず、フレディの歌が際立って上手です。

▼テイク2、アコースティック版「恋の行方」



リクエストを頂きましたので、冒頭と最後の部分、メンバーの会話を書き出しました。

聴こえたように書き出しております。
間違っていたらごめんなさい。


Freddie:
and less to run
less same run to,come on

フレディ:
もっと遅く、同じように遅くして、頼むよ

John:
O.K.?

ジョン:
いいかい?

Brian:
Right

ブライアン:
良いよ

others:Yes

その他:
了解

J:
twist of the holding 
show the ...

...and you begin in

ジョン:
歪ませたままに、
こんな感じで…

…そして、みんなスタートする

F:
Are you should keep it slowing

フレディ:
遅くするの忘れないでね

B:
da da da - da da da da da - bon

bang

ブライアン:
ダダダ、ダダダダダ、ボーン♪
…バーン

J:
O.K.
Trying again

ジョン:
分かった、もう一回やろう

B:
This should be take to take 2

ブライアン:
「テイク2」行きます

J:
1.2.
1.2.3.4.

(start)

(end)

J:
How was that?

ジョン:
どうだった?

F:
Oh,it's lovely

フレディ:
ああ、良いね







2017年5月17日水曜日

Mexican Seafood - Nirvana 【閲覧注意】和訳

Mexican Seafood - Nirvana 【閲覧注意】和訳


お食事中の方、ニルヴァーナに慣れていない方、繊細な方は、「メキシカン・シーフード」の和訳を読まない方がよろしいかと思います。

☆管理人ねこあるきは注意しましたので、以下は自己責任で。


カート・コバーンは長い間、ひどい胃痛に悩まされ、バケツを抱えていることもしばしばありましたが、この曲の症状を見る限り、いつもの胃痛というより、吐き下しもあるし、内臓をやられて、どうも「yeast infection カンジダ真菌症」もこじらせていますね。


カンジダ真菌症は、常に体にいる菌で、ストレスや過労で免疫が下がると性器に発症します。

多くは女性が悩まされますが、男性も発症することがあり、歌詞のように「排尿時に痛い」、というのは、放置したせいで尿道まで炎症をおこしているのでしょう。

痛いのは尿道炎でしょうか。

歌詞を直訳すると「I vomit cum 俺は精液を吐き出している」とありますが、それ、精液じゃなくて、たぶん炎症による分泌液だと思います。

自分でも忘れそうになりますが、ここは和訳のブログです。
ニルヴァーナを和訳すると、麻薬だの犯罪だの、今度は性病ですか、おかげでいろんな知識が増えます。


▼アルバム「インセスティサイド」から、"Mexican Seafood"
意味が分かったら、なんだかムズムズした気分になりました。





"Mexican Seafood" 和訳


Ah the itchy flakes, it is a flaming
あ゛ー、めちゃくちゃ痒い
かさぶたになって、やばい感じに赤くなってるとこ

All the gels and creams it is pertaining
ジェルとかクリームとか塗ったくってみたけど

True fungus mold cured by injection
ダメだ、病院行って注射とかで治療しないと
バイ菌にやられたようだ

Hope it's only a,... a yeast infection
頼むから、ただの、、
単なるカンジダ真菌症だったらいいんだけど

Only hurts when I - hurts when I pee
あそこがズキズキする、なんつーか、おしっこするとき

Only hurts when I - hurts when I see
すっげぇ痛いんだけど、もう見てるだけで痛い


Now I vomit cum and diahrrea
なんか先から汁が出てきてる、精液?
それと腹を下してる

On the tile floor like oatmeal pizza
下痢がトイレのタイル床に広がって、
見た目、オートミールで出来たピザだな

Fill my toilet bowl full of a cloudy puss
本当なら、便器いっぱいにしてやろうとしたのに

I feel the blood becoming chowder rust
身体中の血液が、ドロドロに濁っていく感じで
なんだかだるい

Only hurts when I - hurts when I pee
ひたすら痛い、特に小便すっとき

Only hurts when I - hurts when I see
ただ痛い、見ても見なくても痛い


Roll into my bed which does consist of
俺のベッドにはこうなった原因がたくさんある

Lice, bugs and fleas and yellow mucus
シラミ、害虫とか、ノミ、それと黄色い膿汁

Stained dirt vasaline, toe jam and booger
汚ねぇワセリン、足指の間にたまる垢、鼻クソ

Stomach acid worms that dance in sugared sludge
さっき食った甘いものも、ベッドに嘔吐して
そいつらの中で、俺は蛆虫みたいにもがいている

Mmm
うー

Mmm...
うー…。



以上です。

お大事にどうぞ。

このあと、病院へ行って、家を掃除したのでしょうか?
お手洗いやベッドが大変なことになってる様ですが。


おまけ

「メキシカン・シーフード」のライブ音源はyoutubeにやたらありますが、鑑賞に耐えられる動画は見つかりません。
▼取りあえず、1987年のリハーサル音源などいかがでしょうか。









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2017年5月14日日曜日

Headlong - Queen 和訳

Headlong - Queen 和訳


本当なら、ブライアン・メイのソロアルバムに収録される予定だった「Headlong ヘッドロング」です。
その所為か、PVではメイ氏の見せ場がふんだんにあります。

ソロで出そうとしただけあって、メイ氏がリード・ボーカルで歌う初期のデモ音源が、2011年の「イニュエンドゥ デラックス・エディション」の2枚目のCDに、ボーナス・トラックで入っています。


▼ブライアン・メイが歌う「Headlong ヘッドロング」音源。





体調が次第に優れないフレディですが、そこはやはりクイーンのフロントを張るだけあって、フレディが歌うヘッドロングを聴き、メイ氏はソロじゃなくてクイーンとしてこの曲を発表することを決めます。

PVのフレディはドーラン(化粧)濃いめで、瘦せてきてはいるものの、初期のような勢いと、キャリアを積んだ重みを併せ持ち、メイ作のロックが遺憾なく発揮されています。


▼フレディの「ヘッドロング」。




「Headlong ヘッドロング」を辞書で引くと、「真っ逆さま」と出てきますが、日本語で言うところの「猪突猛進」「向こう見ずにまっしぐら」のニュアンスです。



"Headlong" 和訳


And you're rushing headlong you've got a new goal
風を蹴って、突っ込む。まだ見ぬ到達点へ

And you're rushing headlong out of control
重力に身を任せ、操舵はできない

And you think you're so strong
君にいくら力があっても

But there ain't no stopping
留まるどころか、加速していく

And there's nothing you can do about it
手も足も出ない、誰もが無力なのさ


Nothing you can do no there's nothing you can do about it
小細工も通用しない、出来ることは一切無い

No there's nothing you can nothing you can nothing you can do about it
何が出来る?、何にせよ、無駄な抵抗ってやつ
これだけはどうすることも出来ない


And you're rushing headlong 
怒涛のごとく突き進め

You've got a new goal
さて、君の運命やいかに

And you're rushing headlong
猛進あるのみ

Out of control
よそ見する暇もない

And you think you're so strong
君がどこの誰であろうと

But there ain't no stopping no there's nothing you can do about it
どうにも出来ない、止められない事なのさ

Yeah

Hey he used to be a man with a stick in his hand
あいつは王笏を手にした支配者だった

Hoop diddy diddy - hoop diddy do
そいつはご苦労なこってすな

She used to be a woman with a hot dog stand
あの娘は売店の売り子だった「出来立てホットドッグはいかが?」

Hoop diddy diddy - hoop diddy do
かぶりつきたいナイスバディ

Now you've got soup in the laundry bag
今、洗いたての洗濯物が入ったカゴに、スープぶちまけて
「やっちまった!」と嘆いている君も

Now you've got strings you're gonna lose your rag
お高いラグに引っ掛けて、糸が引きつれてダメになった
ため息ついてるそこの君も

You're getting in a fight
見えない敵を相手にして

Then it ain't so groovy when you're screaming in the night
日夜、どっかの家から悲鳴が聞こえる
やれやれ、だね

Let me out of this cheap B movie
何が面白いのか、イマイチ盛り上がりに欠ける
B級映画な毎日から抜け出してやろう


Headlong down the highway and you're rushing
突っ走れ、高速道路をスピードメーター吹っ切って

Headlong out of control
ステアリングそっちのけのアクセルべた踏み

And you think you're so strong
いくら君がプロのドライバーでも

But there ain't no stopping and you can't stop rocking
どうにも出来ない、止まらない、この刺激的な瞬間は

And there's nothing you can nothing you can nothing you can do about it
やめられる?最高潮の真っ最中に、なにが出来る?
まず無理だろ


When a red hot man meets a white hot lady
燃えたぎる身体を持て余した男が
狂熱昂ぶる女と出会ったら

Hoop diddy diddy - hoop diddy do
おやまあ、どうなるか見ものだね

Soon the fire starts raging gets you more than half crazy
一触即発、炎が渦巻き、半狂乱で荒れ狂う

Hoop diddy diddy - hoop diddy do
灰になるまでやっちゃえよ

Now they start freaking everywhere you turn
今、他人事だと傍観してる君も、いつどこで出番が来るか

You can't start walking because your feet got burned
気が付いたときはもう遅い
その場を離れようったって出来ないさ
だって既に足元から火が付き始めてる

It ain't no time to figure wrong from right
善悪の判断を、考えてる余裕は無い

Because reason's out of the window better hold on tight
なぜって、しがみ付いてた理性なんて、どっか行ったから

You're rushing headlong
突っ込め、勢いだけで

Headlong out of control - yeah
ぶっ込め、駆け引きなんていらない

And you think you're so strong
君が恋愛の達人を自負していても

But there ain't no stopping
どうにも出来ない

And there's nothing you nothing you nothing you can do about it at all
何が出来る?この勢いのさなかで、何かしようなんて
ちゃんちゃら可笑しいだけさ

Yeah yeah
Alright - go

And you're rushing headlong down the highway
先の見えない道のりを、風より速くぶっ飛ばせ

And you're rushing headlong out of control
後先考えずにぶっ千切れ

And you think you're so strong
自分だけは大丈夫とか

But there ain't no stopping
身の程知らずも良いところ

There's nothing nothing nothing you can do about it
無い、無い、無理ムリ、何にも出来ない
まずあり得ない

woo
Ah ha

Headlong
頭っから

rushingrushingrushing
Yeah yeah yeah
rushingrushingrushing
もっと速く、速度をあげて

rushing
rushing
電光石火で

Headlong
Headlong
一直線に

Headlong
突っ込め!

Gnoldaeh gnoldaeh gnoldaeh gnoldaeh
ま さかさ ま さかさ ま さかさ ま



以上です。

ちなみに、歌詞の最後 "Gnoldaeh" は、単純に "Headlong" を逆から読んだもの。
文字通りの「逆さま」ですね。


▼PVに字幕を付けました。フォロワー様へ捧ぐ。



ヘッドロングのPVが、どのDVDに収録されているか分からなかったので、CDの音を拾って動画と重ねようとしましたが、尺が合わないです。(動画の方がちょっと長い)

▼せっかくなので高音質のCD音源





ちょこっと、おまけ

▼最後の"Gnoldaeh"の部分を、逆再生したもの。
ちゃんと"Headlong"と聴こえます。








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2017年4月29日土曜日

Floyd The Barber - Nirvana 和訳

Floyd The Barber - Nirvana 和訳


「フロイド・ザ・バーバー」の元ネタは、アメリカのお茶の間のコメディ「"The Andy Griffith Show" メイベリー110番」というテレビ番組です。

頼れる温和な性格のおまわりさん、アンディが主人公。
ドジな部下に振り回されつつも、ほのぼのとアットホームな笑いを誘います。

「メイベリー110番」は、英語版ならyoutubeで見られます。
のんびり、ほんわかした万人受けするタイプのコメディです。
面白いですよ。


▼「フロイド理髪店」の看板が後ろにあります。
左が店主でご近所さんのフロイド。右が主人公のアンディ。




▼ドジっこでコミカルな部下、バーニィ。




▼左、おまわりさんの制服を着たアンディ。
右、家政婦のビーおばさん。
中央は、アンディの一人息子、オーピーぼうや。





アンディの一人息子、オーピーぼうやには母親がいませんが、歪むことなく、みんなに愛されてすくすくと明るく育ちます。


そして「モリーズ・リップス」同様、カート・コバーンの手でお茶の間の人気番組が、グランジ面に堕ちていく。(モリーズ・リップスはカバー曲ですけれど)

「フロイド・ザ・バーバー」は、このユーモラスなキャラクターたちが繰り返し自分を凌辱する、という歌詞です。

なんという…。

パロディにしては歌詞が重過ぎます。

両親が離婚したカートの目線で見ると、引っかかるものがあったのか、それとも、この番組自体がきれいごとに思えたのか。

いっそ深く考えないで、カートは悪い夢でも見たことにしたいです。

愛すべき登場人物が、グランジ面に堕ちるのは忍びないですが、頑張って和訳します。


▼パラマウント1991年のライブから。「フロイド・ザ・バーバー」





"Floyd The Barber" 和訳


Bell on door clanks - come on in
ドアのベルが、カランと音を立てた。
「さあさ、どうぞお入り」

Floyd observes my hairy chin
店主のフロイドは、俺のヒゲ面をじろじろ眺めつつ
理容椅子の向きをこちらへ向ける。

Sit down (in the) chair, don't be afraid
「ここへお座り。大丈夫、怖くないよ」

Steamed hot towel on my face
アツアツのおしぼりタオルが、顔にのせられる。

I was shaved
剃刀があてがわれ

I was shaved
削ぎ落していく。

I was shaved
俺は削がれた。


Barney ties me to the chair
バーニィが俺を椅子に縛り付ける。

I can't see, I'm really scared
タオルで顔を覆われているので何も見えない。
心底、恐怖で冷や汗が出る。

Floyd breathes hard, I hear a zip
フロイドは息を荒くしていて、
ズボンのジッパーを下げる音が聞こえた。

Pee-Pee pressed against my lips
抵抗したのに、俺の口にチンチンがねじ込まれた。

I was shamed
こんなことってあるか。
俺は辱められた。

I was shaved
俺は削ぎ落された。

I was shaved
俺は削がれたんだ。


I sense others in the room
別の部屋に、誰かいる気配がする。

Opie, Aunt Bee, I presume
オーピー、それにビーおばさんだろうか?

They take turns in cut me up
代わるがわる俺をいたぶり、切り刻む。

I die smothered in Andy's butt
(alt; I died smothered in Aunt Bea's muff)
アンディのケツが顔にのしかかり、
(ビーおばさんが顔にまたがり)
呼吸が出来ずに俺は死ぬ。


I was shamed
何かが砕けた。

I was shamed
俺は凌辱された。

I was shamed
俺は壊された。



以上です。

▼和訳付き動画。フォロワー様へ捧ぐ。




曲は好きなんです。
独特のリズムと、カート、クリス、デイブの順でフェードアウトする終わり方も。

メイベリー110番がこんなことになるなんて。
変な汗かきました。


おまけ

ご覧になったことのない方へ。
▼英語版でよろしければ「メイベリー110番」から、フロイド理髪店。









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2017年4月25日火曜日

It's Late - Queen 和訳

It's Late - Queen 和訳


ブライアン・メイ作「イッツ・レイト」はアルバム「News Of The World 世界に捧ぐ」の10曲目。6分22秒と長いですが、3部構成です。

ショートバージョンの3分49秒もあります。
ショートバージョンは、CDシングル用に編集されたもので、ギターの部分がばっさりカットされています。

1997年(フレディ没後)に作られたビデオ・クリップもあって、こちらは約4分。

聞き比べてみても、やはりCDのロングバージョンが良いですね。

有り難いことに、メイ氏による「イッツ・レイト」について解説があります。

下記、メイ氏の解説とねこあるきの意訳です。


"Brian May - 1989, In The Studio radio programme"より

"It's another one of those story-of-your life songs. 
「これは、人生において起こる出来事のひとつを表現した曲さ。

I think it's about all sorts of experiences that I had, 
そうだな、僕はあらゆる経験をしてきたけれども

and experiences that I thought other people had, 
他の誰だってそれは同じだと思うんだ。

but I guess it was very personal, 
多分、すごく個人的なこともね。

and it's written in three parts, 
それで、3つのパートに分けて、その事を書いたんだ。

it's like the first part of the story is at home, 
最初のパートは、自宅で起こった物語のようだ。

the guy is with his woman. 
ある男が、彼の女と一緒に自宅にいる。

The second part is in a room somewhere, 
2番目のパートは、どこかの部屋での事かな。

the guy is with some other woman, 
さっきの男は、別の女と一緒にいる。

that he loves, 
男は恋に落ちている。

and can't help loving, 
だから、想いを止められないんだ。

and the last part is he's back with his woman."
最後のパートは、男は最初の女の元へ戻って来る。
まあ、こんなお話し。」


すべての曲に詳しい解説を付けてもらうと、和訳する側としては有り難いのですが。
とにかく、メイ氏の意向通りに和訳と、分かりやすい様に、意訳を足しました。


▼オフィシャルのイッツ・レイト。




"It's Late" 和訳

「ありふれた恋の終わり」


Scene 1
シーン1:とある男性が女性と自宅にて


You say you love me
ベッドの中で「愛しているわ」と君が僕に言ったとき、
僕は何のことか分からず、一瞬だけ君を見つめた

And I hardly know your name
なぜって、僕は君の名前すら覚束ないから

And if I say I love in the candle light
そんな僕がもし「僕も愛している」なんて
キャンドルを灯すロマンティックなムードで言ったとしたら

There's no one but myself to blame
誰がそうしなくても、僕自身が自分を許せないだろう

But there's something inside
なのに、心のどこかに、何か引っかかるものがあって

That's turning my mind away
気が変わり、そんな考えを遠ざけた
僕は名前もよく分からない、君を愛していると言ったんだ

Woh oh how I could love you
ああ、その君が、僕の前から去ろうとしている
いかに愛することが出来たなら

If I could let you stay
引き留められただろうか


It's late
もう遅い

 - but I'm bleeding deep inside
だけど僕の心は深く傷ついて、赤い血があふれ出す
彼女を愛していないはずなのに

It's late
遅いんだ

- woo,is it just my sickly pride
僕がプライドにこだわった所為だ
きっと僕は無意識に、優位に立ちたかっただけ

Too late
遅すぎる

- even now the feeling seems to steal away
それでも、今まだ君を振り向かせられると錯覚している
君が僕から離れるはずがないと

So late
何を今更

- though I'm crying I can't help but hear you say
僕はこぼれる涙を隠し切れず、泣き声をあげたけれど
君の気持ちは変わらずに、小さく言った

It's late, It's late, It's late
「遅いよ、何もかも、もう手遅れなの」と
君の声が頭の中をこだまする

But not too late
でも、これで終わりじゃなかった



Scene 2
シーン2:男性は他の女性と部屋にいる

他の女性と愛を育んだ男性だが、
また別れを切り出されてしまう


The way you love me
君が僕へ注いでくれた愛は

Is the sweetest love around
世界のどこを見回したって、これほど甘美なものはなかった

But after all this time
でも、結局のところ、一緒にいた時間は

The more I'm trying
僕はただ、どうやって愛するか自分のことだけに必死になって

The more I seem to let you down
尚更、君をがっかりさせてしまった

Now you tell me you're leaving
今、君の唇が動いて、僕に「さよなら」と言っている

And I just can't believe that it's true
信じられないよ、これは現実に起こっている事?

Oh you know that I can love you
分かっているよね、僕は君を愛することが出来るんだ

Though I know I can't be true
そんなこと出来るはずがないって知ってるよ

Oh you made me love you
ああ、でもその僕に君は愛することを教えてくれた
君が僕を変えたんだよ

Don't tell me that we're through
どうか言わないで「私たちはもうお終い」なんて


It's late 
「遅いよ」

- and it's driving me so mad
僕の中から激しい衝動が付き上げる
思わず立ち上がり、出て行こうとする君の腕を掴む

It's late
「もう遅いの」

- Yes i know but don't try to tell me that it's
そうさ、もう遅いんだ、分かっているよ
だけど「さよなら」だけは言わないでくれ

Too late 
「遅すぎたわ」

- save our love you can't turn out the light
それでも、どうにかならないか
勝手に終わりにするなよ

So late 
「今更どうして」

- I've been wrong but I'll learn to be right
僕が悪かった。だけど何が悪いか良く分かったんだ
やり直すことはできないのか

It's late, It's late, It's late
「どうしてなの、今まで気付いてくれなかったじゃない、もう遅いの」

彼女は僕の手を振り切り、部屋から去って行った
僕は追いかけることも出来ず、ただドアを見つめていた

But not too late
そして僕にはまだ続きがあった


- I've been so long
そんな事を、僕は何度も繰り返して

- You've been so long
君もずっと、そうだった

- We've been so long tryin' to work it out
僕と君は長い間、話し合ったり、喧嘩したり
お互いうまくいくように努めたね

- I ain't got long
僕はもう、待たせたりせず

- You ain't got long
君も遠回りはしない

- We've gotta know what this life's all about
僕たちは、人生において愛とは何なのか
どう築いていくものか、分からなきゃいけない


Tryin' to work it out
上手くいくよう努力したのに

Yeah,hu

Woo,it's too late
それは遅かったかもしれない

too late
確かに遅くても

Not too late
もし、何か得たものがあったなら
手遅れじゃない


Scene 3
シーン3:男性は、初めに別れた女性の元へ戻る

男性の挙動は、次第にぎこちなく
女性は顔を強張らせている


You're staring at me
君はじっと僕を見て

With suspicion in your eye
その眼差しには、猜疑心があふれている

You say what game are you playing?
そして固く結んでいた口を開き
「なんのつもりなの?」と言った

What's this that you're saying?
「何か言いたいなら、はっきり言えばいいでしょ」

I know that I can't reply
用意された言葉など無く、何も言えない僕がいる
気持ちだけが募り、初めからこうなると分かっていた

If I take you tonight
もし今夜、無言のまま君を僕のものにしたのなら

Is it making my life a lie?
今までの積み重ねは無駄になって
僕の人生は不実なものになるだろうか

Oh you make me wonder
ああ、君はなんて僕を惑わせるひとなんだ

Did I live my life right
僕はどうしたらいい?
何が正しいか、誰か教えてくれないか


It's late 
この期に及んで

- but it's time to set me free
だけど、僕はあれこれ捉われず、もう自由になっても良いんだ

It's late
確かに遅いよ

 - Ooo yes i know but there's no way it has to be
ああ、そうさ。百も承知の上で分かったんだ
愛するには、どんなセオリーも無いってことに

Too late
遅すぎたけれど

- so let the fire take our bodies on this night
だからこのまま、君を押し倒して、朝まで二人熱く燃え盛ろう

So late
もう間に合わないけれど

- let the waters take our guilt in the tide
滴る汗と涙とともに、僕たちの過ちを時の波間に流して
夜明けと同時に潮時を迎える

It's late, It's late, It's late,
遅いよ、遅すぎたんだ、なぜ気付かなかったんだ、

It's late,It's late, It's late, It's late,
今頃になって、やっと分かるなんて、もう手遅れなのに、何で今なんだ

oh

It's all too late
これで全てが終わりを告げた



以上です。

メイ氏というと、失恋の曲ばかり作ってるイメージがありますが、これは終わりかけの恋を情動的に表現していますね。

相変わらず、理屈っぽいイメージが拭い切れませんが、イッツ・レイトは甘いラブソング好きのねこあるきの好物です。


第三者的に見ると、別れ際になりふり構わず必死になる姿って、格好つけるより断然良いと思うんですよ。
当事者は修羅場かもしれませんが。

ただ、この修羅場においてメイ氏みたいに男性が女性を「無言で押し倒す」というのは、おすすめ出来ないです。

男の立場で言うと、気持ちが昂ぶるあまり、一種の正当化できる行為なのでしょうが、女性側から見ると、「身体が目的だったのね」と幻滅されるか、下手をすると傷付けてしまいます。

「押し倒す」までは良いとして、その続きは相手の了解を得るか、出方を伺ってからの方が良いのではないかと、老婆心ながら思うわけです。
いや、いくら若さを言い訳にしても。

それと、メイ氏は「よくあること」と言いますが、名前も知らない相手を家に引き込む事は、あまり一般的ではないんじゃないのかと。

相手をよく知りもしないで付き合うことは、あるのかもしれません。


などと、まるで映画を見た感想のように思ってしまいました。
良いですね。3部構成の劇場仕立てなんて、斬新で。
この曲はフレディの声がよく合います。


おまけ

▼イッツ・レイト1997年のビデオ・クリップ。
娼婦とラスベガス(映画のシーンから)、それとライブ映像の組み合わせ。



▼CD用ショート・バージョン。(音源)










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2017年4月23日日曜日

Spread Your Wings - Queen 和訳

Spread Your Wings - Queen 和訳


クイーンのメンバーの中では地味で、目立たないものの、安定したベースのジョン・ディーコン作。
邦題は「永遠の翼」と書いて「とわのつばさ」と読むんですね。ずっと「えいえんのつばさ」だと思っていました。

ねこあるきの勝手な憶測ですが、おそらくこの曲はディーコンの生い立ちが影響していると思います。

電子工学の道を進み、秀才でマネジメントにも強い、堅実なディーコン。
初めて楽器を手にしたのは7歳、とは言っても、プラスチックのギターで、演奏するというよりは、首から下げるだけで満足しているような子どもでした。

大人しくて、引っ込み思案、誰の印象にも残らない。

ディーコンが10歳か11歳のころ、父親が42歳で急逝し、ディーコンはショックが大きすぎて、より一層、しゃべらなくなってしまいます。

父親を失ったことで、母親は育児を一手に引き受け、当然ながら堅実な道を歩くよう教え諭します。

12歳の時、新聞配達のバイトをして、本物のギターを購入。
14歳の時には学業に専念しつつ、片手間でバンドを組み、ライブをするという、音楽には趣味の範囲でしか手を出していません。

パブでライブをやる、という話が出たときは、母親が「パブに行ってライブなんて、とんでもない!」と激怒し、結局パブのライブはやめさせます。

ロンドンへ、電子工学科へ進学するに合わせ、持っていた楽器や機材の一切を置いて行き、バンドのメンバーは、ディーコンはもう音楽はやめたと思いました。


そんなディーコン少年が、クイーンのメンバーとして歩き出すには、大きな心の葛藤があった事でしょう。

「永遠の翼」の曲中に登場する人物、「サミー」も「支配人」も、そして「バー・エメラルド」も、ディーコン自身の中に存在しているのではないかと、思えるのです。


歌詞は難しくなく、訳しやすいので、ちょっと遊び心で物語調に手を加えました。

▼永遠の翼、スプレッド・ユア・ウィングスのPV。
めちゃくちゃ寒そうですね。





"Spread Your Wings" 和訳



Sammy was low
サミーは沈んだ気持ちで膝を抱え

Just watching the show
雑然と、酒瓶や荷物が積まれた暗い裏方から
煌びやかな表舞台のショウを、ただ眺めていた

Over and over again
何度も何度も、仕事も時間も忘れて

Knew it was time
その時が来たと

He'd made up his mind
今こそ思い立つ時だと分かっていた

To leave his dead life behind
この生き甲斐のない、日陰の人生に別れを告げなければ


His boss said to him
しかし今日こそは、と思いつつ
支配人の、サミーの雇い主が言うことに反論できず、
無為に時間だけが過ぎていく

ぼんやり座り込むサミーの前に、支配人が足音を立ててやって来て
見下ろしながら呆れ顔で言う

"Boy you'd better begin
「お前なあ、いつまでそうやっているんだ

To get those crazy notions right out of your head
また悪い癖が始まったのか
悩むくらいなら、バカなことを考えるのはよせよ

Sammy who do you think that you are?
サミー、聞けよ
人間には身の丈ってもんがあるんだ
お前は自分をなんだと思ってる?

You should've been sweeping up the Emerald Bar"
いいから、さっさと仕事に戻れ
この、バー・エメラルドの床掃除が、
今お前がやるべき現実だろうが」


急き立てられ、重い腰を上げ、
床を掃くブラシの音を遠くに聴きながら
サミーはまだ煮え切らない思いを、反芻していた


Spread your wings and fly away
勇気を出して、翼を広げて飛び立つんだ

Fly away, far away
風を切って、君が望む高みへと飛んで見ろよ

Spread your little wings and fly away
君の小さな翼を広げ、大空へ乗り出そう

Fly away, far away
高く、どこまでも高く

Pull yourself together
だから、しっかりしなよ

'Cos you know you should do better
誰が何を言おうが
自分が一番、最善の道を分かっているはずだろう

That's because you're a free man
自分を縛っているのは自分だと気付きなよ
君はいつだって自由なんだ


He spends his evenings alone in his hotel room
サミーは仕事が終わると、決まって独りで夕暮れの中
借りた部屋の中で過ごした

こんな毎日をいつまで繰り返せばいいのか、と
何度思ったことだろう

Keeping his thoughts to himself, he'd be leaving soon
分かってる、誰に話したところで一歩を踏み出すのは自分だ
こんな所で腐ってる場合じゃない
今すぐにでも、夢を追いかけるんだ

Wishing he was miles and miles away
想像は鉛のように重い体を抜け出し
彼方へと想いを馳せる

Nothing in this world, nothing would make him stay
よどんだ瞳は活き活きと輝きを取り戻し、
彼を止めるものは何もない、押し留めるものなど有りはしない


Since he was small
サミーは周りと比べて背も低く、
声も小さいみそっかすだった

Had no luck at all
運にはことごとく見放され

Nothing came easy to him
何をやるにしても、困難が付きまとっていた

Now it was time
根拠も自信も無いけれど
きっと何もしないままなら、先は見えている

He'd made up his mind
だから、今こそ変わらないといけない時だ

"This could be my last chance"
「たぶん、この機会を逃したらあとは無いだろうな」
漠然とした焦燥感が彼を奮い立たせる

サミーが力強く顔をあげた瞬間、目に飛び込んできたのは
腰に手を当ててしかめっ面をした支配人だった

His boss said to him, "Now listen boy!
サミーを挫くかのように、
ため息と苛立ち交じりに支配人は語気を荒げた
「今日という今日はさ、おい、頭に叩き込んでおけ!

You're always dreaming
どうでも良い大きな夢とやらに、いつもふけっているけどよ

You've got no real ambition, you won't get very far
実際どうなんだ、お前にやり遂げるだけの度胸なんかあるか?
何か実績でもあるか、無いだろ?
お前の描く夢には程遠いんだよ

Sammy boy, don't you know who you are?
サミー、なあ、俺はお前を思って言ってるんだ
高望みしすぎなんだよ
地に足付けて生きるのが真っ当だと思わないのか?

Why can't you be happy at the Emerald Bar?"
夢なんて追っかけて、失敗したら目も当てられないって
お前もよく分かってるだろ

仕事が無い奴だっているんだぜ
ここのバー・エメラルドで働けるだけでも充分だと思うがな
お前は恵まれているんだ、いい加減分かれよ」

サミーはこぶしを握り、言い返すことも出来ずうつむいた


So honey
ねえ君、自信を持って

Spread your wings and fly away
その背中には翼がある
広げてみなよ、空へと飛び立つんだ

Fly away, far away
高く、遠く、君の望むところへと

Spread your little wings and fly away
小さな翼を広げて、一歩踏み出してごらん
真っ逆さまだなんて怖がらないで

Fly away, far away
風を味方にして軽やかに舞い上がるから
そう、どこまでも遠くへ

Pull yourself together
大丈夫だよ、自分を信じて

'Cos you know you should do better
自分が為すべき最善のことを、君は分かってるんだろ

That's because you're a free man
そして君はいつでも自由だから

Come on, honey
さあ、行こう



Thank you for your request,Mr.T.

以上です。
といいつつ、続きがあります。

追記:
歌詞には無い部分で、わずかではありますが。
最後の「Come on,hohey さあ、行こう」のあと。


I'll be with you
僕が付いている


が、フレディのアドリブでしょうか、聴こえます。
これがBBCバージョンになると、


Let me take you 
僕が連れて行くよ


に代わっています。
こちらはハッキリ聴こえるので、フレディからのメッセージなのかな、と思います。


以上です。



▼字幕付き動画を作りました。
画質と、音質の良いものをあれこれ組み合わせました。






ディーコンはアルバム「クイーンⅡ」が出る1974年まで、学業を続けています。

ミュージシャンとして生きる決意をした心境の推移は、いかほどだったでしょうか。

そして、ボーカルのフレディ・マーキュリーも45歳で早逝し、ディーコンは実質引退をしています。

自身の父親と同じくらいの年齢で亡くなったフレディが歌う「永遠の翼」を、ディーコンは今、どんな想いで聴いているのでしょう。



おまけ

ディーコンの心中を推し量っていたら、なんだかしんみりとしてきたねこあるきです。
フレディーの声で励ます「いつだって君は自由なんだ」あたりが、心に沁みます。

気分を変えて、PVに関するちょっとしたコラムを。


雪の残る、いかにも寒そうな「Spread Your Wings 永遠の翼」のPVが撮影されたのは、ロジャー・テイラーの家の庭です。

冒頭でベースを抱えたままピアノを弾いているのはディーコンですが、実際に演奏したのはフレディ。

フレディは薄汚れた手袋をしていますが、これはクイーンのローディー(付き添いでミュージシャンのお世話をする人のこと)、ピーター・ヒンス氏の持ち物を奪って着用しています。

ピーター・ヒンス氏のニックネームは「Ratty ラッティ」で、PVをよくよく見ると、消えかけたマジックで手袋に"Ratty"と書いてあります。

ロジャーもフレディも手袋と革ジャンを着用していますが、ディーコンとブライアン・メイは手袋もできず、スタジャンだけ。
寒さのあまり、途中でディーコンは上を向いて洟をぬぐっています。

お寒い中、お疲れ様です。


▼上へ戻るのが面倒な方へ、もう一度PVを貼っておきます。





▼メイキング、というよりNGシーンのようなもの。
フレディが滑ってコケます(笑)




▼BBC版のSpread Your Wings(音源)
ロックなアレンジで、後半のピアノは前向きな雰囲気。
ねこあるきはお気に入りです。










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