2016年3月18日金曜日

Smells Like Teen Spirit - Nirvana 和訳

Smells Like Teen Spirit - Nirvana 和訳


スメルズライクティーンスピリットは、カート・コバーンの一番売れた曲であり、自身が破滅する要素となった曲でもあります。

有名税というやつでしょうか。

歌詞も非常にシンプルで、特有の暗さを下手に強調すると「中二病」みたいな和訳になります。

カートが全身全霊を削って表現しているのを、単なるダークなイメージだけで受け取るのは、余りにも勿体無い話です。

カートの曲は、暴力やグランジだから、という偏見で見ないで、彼が何を表現したかったか、をなるべく追及して意訳します。


▼PVです。1991年。




"Smells Like Teen Spirit" 和訳

Load up on guns, bring your friends
銃に弾を込めて、みんなで集まろうよ。
エネルギー充填、友達たくさん。元気いっぱいってか。

It's fun to lose and to pretend
ほらほら、そこの君も一緒に加わって。
ダルそうなフリをしたり、大げさにはしゃぐのは楽しいよ。

She's over bored and self assured
おやおや、女の子たちはもう退屈しきった感じかな。
大丈夫、ほっときゃ自分で自己満足するから。

Oh no, I know a dirty word
勝手にオナってりゃいい、おっと失礼。
危なく汚い言葉を言うところだった。

Hello, hello, hello, how low? 
今日も集まっちゃ「ちわーっす」とか、離れても電話で「何してる」とか
みんな揃って「コンニチワ」かよ。うざってえな。

Hello, hello, hello, how low? 
「お疲れー」とか、知るかよ。なんなんだよ。

Hello, hello, hello, how low? 
こんにちはー、今日も元気ぃー?それとも死んでるぅー?

Hello, hello, hello!
「コンニチハコンニチハコンニチハコンニチハ」
年がら年中、いい加減にしろよ。

With the lights out, it's less dangerous
盲信ってのは便利だね。目をつぶれば怖くない、ですか。
事実を知ろうともしないで、よく安穏としていられるな。

Here we are now, entertain us
- 「ほら~、ここだよ!楽しませてよ!」
オーディエンスどもが騒いでるぜ。

I feel stupid and contagious
バカは一緒にいると感染するって本当だね。

Here we are now, entertain us
- 「早く演れよ。俺たちは聴きたいんだ。」
黙れ、烏合の衆が。

A mulatto
汚らわしい。

An albino
生まれつきで治療法がない。

A mosquito
どこでも沸いて出ちゃ、まとわりついてイラつく奴。

My libido
理性の利かない俺も。

全部ひっくるめて、どうしようもない奴ばっかの集団。
楽しそうで良かったね。

Yeah, hey, yay
はいはい、ご一緒に「ヘイ」とかね。
「うぇーい」とか言っときゃ満足ですか。


I'm worse at what I do best
ベストを尽くせば尽くすほど、俺はどん底に落ちていく。

And for this gift I feel blessed
こんな才能に恵まれて感謝感激さ。
神は本当にありがたい人生を与えてくれたよ。

Our little group has always been
数少ない仲間だけでずっと頑張ってきたのに
虚しいどころか最悪の気分だ。
以前から、今までも。この先だってずっとだ。

And always will until the end
いつまでこんな事が続くんだ。
もうたくさんだ。

Hello, hello, hello, how low?
今日もだ。「ハロー!元気かい」「やあ!何してる?」
ああ、マジでいい加減にしてくれ。

Hello, hello, hello, how low?
「ハロー!」「ハロー?」「ハロー♪」
俺にはもう「どう?(ハウ)、落ちてる?(ロウ)」にしか聞こえない。
洒落か。ほら笑えよ。いつもみたいわざとらしくさ。

Hello, hello, hello, how low?
毎日毎日、ハロー言ってりゃ気分最高ですか。

Hello, hello, hello!
壊れた機械かよ。録音して永遠に自動再生してろ。

With the lights out, it's less dangerous
知らないことは無かったことにするんだろ。
ご都合よく脳内で解釈できるって羨ましいね。

Here we are now, entertain us
- 観客様が待ってるんだ。ほら楽しませろよ。

I feel stupid and contagious
俺はバカみたいだ。バカが蔓延してる。

Here we are now, entertain us
- もっとやれ。エンターテイナーなんだろ。

A mulatto
いらない存在め。

An albino
救いようの無い奴。

A mosquito
俺の血を吸い上げて、毒だけ置いていく最低な野郎。

My libido
ぶちまけてやる。これがお望みだろ。


Yeah, hey, yay
適当に調子合わせてりゃ喜ぶんだな。
お安いことだ。


And I forget just why I taste
えーっと、なんだっけ。俺は一体なにがしたかったんだ?
本当は好きなことに打ち込んでいたはずなんだけどな。
何故こんな苦しいんだ。
何も良いことが無いじゃないか。

Oh yeah, I guess it makes me smile
ああそうだ、たぶん笑顔を作らないから楽しくないんだ。
ひとつやってみるか。

I found it hard, it's hard to find
あれ、出来ないんだけど。
笑うってこんな難しかったっけ。
気付いちまった。
俺が好きだと思っていたものは、俺に笑顔をもたらさない。

Oh well, whatever, never mind
もういいや。
何もかもがどうでも良い。
気にしなければ良いことさ。
俺もあいつらみたいに、考えなしに楽しめれば良いんだ、きっと。

Hello, hello, hello, how low?
「ハロー!やあ元気かい?」うん、俺も元気だよ!

Hello, hello, hello, how low?
「ハロー?どうしたんだい?」「気分でも悪いのか?なあ、おい?」

Hello, hello, hello, how low?
「もしもーし?。」「聞こえてる?大丈夫か?」

Hello, hello, hello!
「ハロー、ハロー、ハロー?」
もう放っておいてくれ。
俺には無理だ。
なんであんなにお気楽に生きていられるんだ。

With the lights out, it's less dangerous
誰かを死ぬまで追い詰めたところで、対岸の火事だもんな。

Here we are now, entertain us
- みんな仲間だよ。信用しろよ、心を開いて楽しもうぜ!

I feel stupid and contagious
バカは死ななきゃ治らないってな。

Here we are now, entertain us
- 俺たちが付いてるぜ!さあ早く楽しませてくれよ!

A mulatto
唾棄すべき存在。

An albino
とっととくたばれ。

A mosquito
しつこいんだよ、病原性の虫ケラども。

My libido
そして俺自身がさ。

A denial!
消えてなくなっちまえ!

A denial!
反吐が出る。

A denial!
懲り懲りなんだ。

A denial!
何もかも、たくさんだ!

A denial!
嫌だ、もう嫌だ!

A denial!
あらゆるものだ。全部いらない。

A denial!
ルールなんてどうでもいい。ぶっ壊してやる。

A denial!
全てを否定してしまう。

A denial!
拒絶する自分がいるんだ。


以上です。

どうでも良いのですが、CDに付いている対訳を参考に読んでみたら、全然日本語が理解できなかった。
自分は日本語が読めないのか、とすら思いました。

カート・コバーンの表現はダイレクトすぎるので、ニルヴァーナを訳すると精神的に苦しくなってきます。





おまけ

「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」の、カート・コバーン手書き歌詞を2つ。


▼ひとつめ。落書きがいっぱいです。






出だしの歌詞がちがうので、書き起こしました。


Come out and play - make up the rules
hAve lots of fun we know well lose

Our little group has always been and
always will until the end

(下略)


あれ、どこかで聞いた歌詞だな、と思ったら、初期のライブで演奏していましたね。
メロディも出だしが、今のものとちょっと違います。

▼1991年4月17日、シアトルのO.K.ホテルにて。
"Smells Like Teen Spirit" 初めての演奏です。





▼さて、手書き歌詞のふたつめ。整理されてきましたね。





おまけ その2

映像2つ。

▼テレビ初で演奏したスメルズライクティーンスピリット。
最後はいろいろカオスです。

「A denial !」の台詞が、「Roger Taylor」(ロジャー・テイラー):クイーンのドラムの人の名前に改変されています。





▼1991年11月27日のテレビ番組。(冒頭30秒はいらないかも)
操り人形みたいな動きで、弦に触れていません。
クリスやデイブも、全然演奏していませんね。



生演奏ではない事、演らされている事への反発でしょうか。

お気付きの方もいらっしゃると思いますが、最初の歌詞が
「Load up and drugs and kill your friends」
「クスリをきめて、仲間を殺せ」、に変わっています。







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12 件のコメント:

  1. サラマンダー2016年12月29日 23:15

    日本語訳の口調というか、雰囲気が、とても素敵でした��カートさんかっこいいなぁ��

    返信削除
    返信
    1. こんばんは、サラマンダーさん。コメントありがとうございます。管理人のねこあるきです。
      お気に召していただけて、本当に嬉しいです。
      カート・コバーンはすべてが格好良すぎて悶絶してしまいます。無茶な演奏していますが、すごく実直な方だと思うんです。

      削除
  2. 良い訳ですね。自分が思っていたのと違う部分もあり(正解ないし)楽しく読ませていただきました。

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    返信
    1. こんばんは、コメントありがとうございます。ねこあるきです。
      Unknownさんの『正解ないし』とおっしゃる部分が、大いに共感できて嬉しい限りです。
      もし、お暇なときにどのような解釈をされたか、少しだけで良いですので、教えていただけると他の方もご参考にされると思いますが、公表しないという選択もまた一興かと(^^)

      削除
  3. 当時18~19歳。世間はバブル崩壊直後?地方都市在住の自分のところは
    まだ影響は薄く、どこか浮わついてて、世の中嘘だらけだって知ってるのに
    自分もやむなくそうしていた・・興味を持ったテクノやハウスは地元では
    あまりにマイナーすぎて情報が無い。タワレコとかでもユーロビートとあんま区別してない・・

    高校卒業後、勉強も就職もしないで済むからというだけで選んだ
    音響関係の専門学校で、当時地元で流行っていたメタル系のバンドの
    連中といつもつるんでいた。本当は興味なんてあんまり無いのに。
    日本の商売音楽、嘘ロックよりはマシだという程度の認識。
    付き合いでインディーズバンドのローディーもどきをやりながら、
    「まあ方角的に近いんだけど確実にコレジャナイ」みたいな感覚のままどうにもできずに
    いた頃に、ニルヴァーナを深夜放送や音楽雑誌で知る。
    確実に自分の求めている「テクノやハウス等の電子音楽」とも違い、
    ジーザスジョーンズやプライマルスクリーム(ストーンローゼスとかその辺も
    あとソニックユース・・・なんで途中からノイズ系じゃなくもはやノイズそのものに
    なってったんだ・・ボアダムスかよ。あれは最初っからボアダムだったがw)
    も、すっげー近いんだけどそこまででもない・・一番ハマったのは808stateとか
    The Orbだが、これだけ聞いてても飽きる(中毒性は非常に高い)・・

    細かい時系列おかしいですが、ニルヴァーナ、当時はその「鬱」(まさに90年代)
    でダークな雰囲気や、当時古着ブームだったがそれでもこれは・・っていうレベルの
    (セルフなダメージ演出とかじゃなくナチュラルに経年劣化的なダメージ受けてる着衣的なw)
    ファッションにも惹かれたし
    (白人て有利だよなーと思った。似たような格好してたら母親にすら猛烈にバカにされるわ)

    、他の嘘くさい(けど人前で否定しきれない自分に嫌気がさしていた)スター性とか、
    魂や自由を謳いつつ金と欲望の亡者でしかない、音そのもの、音楽そのものを
    ただ楽しまない(音そのものを楽しむ、というと、教育番組的なアレコレしかでてこない。
    あれはあれで何か違うと思った。のちに映画音楽などから偶然クラシックにハマったが、
    彼らの親切心からの誘導はむしろノイズでしかなかったかもしれない。一部を除いて。
    いつでもどこでも何にでも、嘘しかないと思ってるとこにもいくらかは本物が混じって
    こっそり本音を語ってるもんなんだなあとは思った)
    楽しみ続けようとしない・・・そういう欺瞞や虚構やおきまりの茶番劇、
    出来レース、プロレス、そういう90年代特有の?それとも際立って見えてただけで、
    いつの世にもあることなのかもしれんが、そういうのに一石を投じたり
    破壊したりするんでなく、まさにオルタナティヴな選択肢を見せられた・・
    そんな気がした。
    わかってんだよそんなの!わかってんだけどうまくできねえんだよ!
    でもわかってんだよ!!

    みたいな。 切って捨てられるほどパワーないしバカでもないの!俺も!
    ってまさに当時の俺じゃん!みたいな。

    ただ当時買ったスメルズ・・が入ったアルバムの日本語対訳は、今にして思うと
    先日アマゾンプライムビデオで見た(DVDも買った・・)「モンタージュ・オブ・ヘック」
    の中で出て来た、ヒットの要因と若者の気分を代弁したつもりでトンチンカンなこと
    聞いてたインタビュワーみたいに、かなりズレた翻訳だったのだなあと実感しました。
    (だって、Hello, hello・・の部分を「ハローハロー、どのくらい罪深い?」とか訳してたんですもん)

    無駄に長くなったごめんなさい。

    当時はねー。メタル好きのバンドマンにニルヴァーナ教えても、「あーなかなかいいよねー」
    「ニラレバ?だっけ?レバニラ?」とかね・・・もうね・・

    前述の「モンタージュ・・・」を視聴途中で歌詞気になって検索しててこのサイトの
    翻訳してすごく納得したというか、結局当時英語のニュアンスまではわからなくて、
    音楽的にも雰囲気的にも好きなんだけど、でも自分の問題はそれだけではどうにもならなくって・・
    って感じで、カート・コバーンがショットガンで頭ぶち抜いた時も、翌朝スポーツ紙の
    ちっちゃい記事で「コベインさん自殺」とか(誰だよ!ってw)みてもあんま何も感じなかった
    んですよね。

    ほんとね、今にして映画とこの曲の歌詞みてねー。「ああ、惜しい人を・・・」

    なんてね。
    言うかっつの。あーもうあいつもわかってたんじゃんか。全部。くだらん嘘。
    なんでアホどもに付き合って悩んで死んでんだよって。
    (いや細かい事情わかってないから言うんだけどね。)
    あんたどーでもいいよって、きにすんなって(never mind)言ってたじゃんかって。
    (当時意味わかんなかったけどさ、そして気にしてしまうからこそその先にも行けたのだと思うが)

    涅槃?そんなとこ行ってんじゃねえよヘロ中、輪廻の中に戻って来やがれ。
    俗悪な現実に生きろよ。結構楽しいぞ。アホどもとの付き合い方覚えりゃあなー。

    って言ってやりたい気分で勢いで書いてしまったごめんなさい。

    返信削除
    返信
    1. Takaさん。コメントありがとうございます、ねこあるきです。
      謝罪されることは全くございませんよ。仰りたいこと、このモヤモヤしたものをズバッと言いたいのに…、なんというか、私自身、言葉足らずで。

      勝手に祭り上げられて、ノリだけで騒いで、だけど嘘も本当も混在していて、分かっていても許せない。カートは真面目すぎなんでしょう。

      自分を欺くことは「気にしない」って、結局出来なかった故、ニルヴァーナの突き抜けた「負」の表現、人の弱さ、暗さを直視した曲の数々が出来て、そしてカートは亡くなりました。これは予定調和なのか、代償なのか分かりません。

      私はカートが残してくれた曲を「嘘っぽい暗さ」で和訳するつもりは無いです。(これが絶対だ、とは言いません、人がどう感じたのか否定しないし、あらゆる角度の解釈は必然です。)
      時々感じるのは、「何もここまでしなくても」と思ったり、反面、「カートは本当に自分に忠実なんだな」と彼にしか出来なかったんだ、と実感したり。

      申し訳ございません、言いたいことを結局まとめきれませんでした。
      最近は「ブリーチ」「インセスティサイド」など、初期の作品に手を付けています。個人的に思うのは「ネヴァーマインド」よりもっと率直な感じがします。
      閑散としたブログではございますが、またTakaさんにお越しいただければ幸いです。管理人のくせに変なレスのまとめ方で申し訳ございません。

      削除
  4. 随分遅い返信ですみません。書き込みから推察できると思うんですが、まあ私ももう40過ぎですけど、
    色々あったが(あったからこそ)ようやく自分自身にたどり着いて、なんだ、若い頃漠然と植えこまれてた
    みんなで同じ、決まり切った流れしかない「人生ゲーム」プレイしてるみたいな、あたかも確定したかのような
    ルートをただなぞるような、あのどうしようも無いイメージ、全部嘘じゃねえか!
    とか実感しつつも、あれ?90年代ってこう言うのに逆らった、いろいろな
    意見が見れた世代、そして今は働き盛り40代が主役の世代(という当時の都市伝説)なはずなんじゃ?
    と思いつつ、今の若い世代がなんか、すごく最初から丸くなったというか・・・嘘くさい社会、
    しかしそこに身を置かねばならないこその、「鬱」、それは実に正常な、パーソナリティの危険信号なのだ、
    などと勝手に思っていたのですが、今はむしろ進んで自閉、個人で鎖国してるつーか・・・・

    ごめんなさいね、他の歌詞の解釈、ちゃんと時間が取れるとき、ちゃんと見て考える時間があるときに
    しっかり見たいんで、まだ読んでません。ちらっと見たけどw
    やべーこれ見たらまた時間かけてしまう!と思ってあえて手を出してません。

    >閑散としたブログではございますが

    何おっしゃいます? 千客万来でも「イイネ!」しかないとこのほうがよかったと?
    ニルヴァーナ含め、あれ系に反応して、まだこう言うブログを残してくれてたことに
    感謝ですね。
    やっぱ、その後の世代見てて、なんか逆行してるとこあるっていうか。
    ああ言う、もういい加減、わかりきった嘘が嫌になってみんないろんなメディアで
    割と本音ぶっちゃけてる時代の後に、なんでそれ全部なかったかのような、もっと嘘が根本から
    浸透してるような世の中になってんの?もっと取り扱いしにくい世間になっちゃってんの?って正直思います。

    ねこあるきさん、あえてプロフィールや過去の記事など詳しく読んでないのですけど、
    もう直接話してみたいですね。居ないんですよ、なかなか。フィルター付けずに話しても
    ダイジョウブかなー、って相手。大丈夫かな、ってのは、こっちじゃなくて相手がねw

    今ちょっと色々立て込んでる時期で、もう少しあの時代、若い頃たくさん影響受けた
    他の様々な、当時捉えきれなかったモノ含めて、じっくり見つめ直したい気持ちは
    あるんですが、(Amazonで買い込んでます)ちょっと我慢!順番にやれ!焦る必要なんてねえ!て感じですね。

    もちろんこれ、懐古主義じゃなく、次の行動の為にですよ。
    あの時代の様々な人たちが教えてくれたことを無駄にするわけにはいかない。

    それが他者に全く認識されないことでも、自分しか分かり得ないことでも。しかし考えて見ればそれは
    当然のことだ。人は他者に見せるために何かをするんじゃないはずだ。全部自分のためなのだ。
    自分はそうあの時代の空気を受け取りました。(カート・コバーンの自死は、嘘を、嘘と叫ばずには
    居られない、嘘を見抜いたならば自分だけの秘密にして利用し、要領よく世渡りをしていけばいいのだが、
    どうしても「嘘だ!」と叫ばずには居られない、彼の繊細さ、正直さが要因なのか?などとも
    思う。しかし彼に関わったらしいウィリアム・バロウズや、それと関連した50年代の
    「ビートニク」世代のカルチャーや主要な面々にも関心がある・・・)

    またまた長文すみません。あの時代にね、受け取ったものを、見出したものを、活用してる人間
    は、おそらく未確認でも無数に存在するはずだ。他者に誇示する必要がないから見えないだけだ。
    みんな勝手にやってんのさ。・・・と思う。つか同じこと2回書いちゃったすんません。
    勢いでこのまま書き込みます。

    よければまた来ますねー。 

    返信削除
    返信
    1. Takaさん、コメントありがとうございます。
      返信が遅くなり、ごめんなさい。

      千客万来、「いいね!」だけのサイトは、ある意味才能だなぁ、と思いつつ、ねこあるきがその類を目指していないことは、やはり、Takaさんにはバレバレですね(笑)
      プロフィール、自己紹介等をご覧になっても、特に何も記入しておりません。不届き者な管理人ですが、肩書?経歴?、私がどういった人物でもまあ、なんでも良いと思います。
      純粋に和訳(意訳)をご覧になっていただければ、それだけでOK、という趣旨のブログです。

      そう、私が手を出しているニルヴァーナも懐古主義だから、じゃないんですよ。今だからこそじっくり見据えられるというか。光るものは残る、それを自分の中で色褪せさせて、看過するのは違うと思いまして。

      どの時代にも、それぞれの苦悩があると思いますが、「負」を直視せず、嘘を嘘とは言わず、擬態して社会の一員の様な、そしらぬ顔をして生きる苦しさをふと感じるとき、カートの率直さが、自らの頭を吹っ飛ばすほどの衝撃が、自分には出来ないと分かりつつも、彼が言い切ってくれた様に感じるときがあります。彼が亡くなった理由はそれだけではないでしょうし、これは、まったく個人的な感覚ですけれど。

      すいません、私見ばかり書き連ねてしまいました。失礼ついでに申し上げますが、"Rape Me"パラマウントのライブ版は珍しくカートが曲について解説していますね。
      このブログで和訳してありますので、お暇な時にでも覗いてみてください。カートの「負」に向かい合う気迫が、鬼気迫るものがあります。
      またTakaさんに、遊びに来ていただけると嬉しいです。

      削除
    2. また長くなると悪いんで近況というか、最近みっけてかなり気にいったバンドを。絶対知ってると思いますが"Taffy"。
      これね、俺アニメ若い時からすごく好きなんですが、"ニンジャスレイヤー フロム アニメイション"てアニメが少し前にやってて、そのED曲が毎回違い、
      いろんななんつうか、当時でいうとインディーズ系とかアングラ系な匂いのするアーティストばかりで毎回楽しみだったんですけど、音聞いた瞬間に
      あれ、これ、グランジ?ニルヴァーナ系?なんかすんげー気持ちいいんだけど?
      ってすごく気になってはいたんです。
      その後詳しく調べるの忘れてて、最近youtubeでたまたま見て見たら、
      マジかよ!?って。日本人!?しかも映像に出てくるメンバーの見た目が、全然そういう音だしそうに見えねえっつうw(超絶偏見w)
      ヴォーカルの女の子が、(超酷いこと書きますw)
      美人でもない、でもブサイクでもない、なんか超安心できるよーな類の子でw

      ひっさびさに「かっけー」「たのしー!」って思いましたわw

      グランジ(この言い方あんまし個人的に馴染みがない)やオルタナティヴロック(こっちの呼び方のほうが可能性を感じる)って鬱気味とか暗い、皮肉気味なだけじゃないんだ、こんな平和利用(スゴクいい意味でね)方法があったとは!とかw
      (歌詞の内容良く調べてないですけど、聞いててすごく気持ちいい。)

      あー結局長くなったわー。

      すまんです。この手のやりとり、もっとやりやすい場所があるなら
      指定してもらえばそこでしますので。
      いやまじでね、ほんとにこういう話題できる人現実上はもちろんネット上でも
      なかなか見つからなくて。楽しいですわ。

      んではまた。おすすめしてくれた翻訳の感想は、また次にします。長くなりすぎだ・・申し訳ない!では!

      削除
  5. さてさて、公共の場で私信に近いコメントをするのは気がひけるのですが、もーここへのコメント書いた時期から、やっぱずっと90年代無限ループですね。やはりあの時代に偶然生まれたことを単純に喜びたい。

    昨年末、いつも見てるメディア・IT系ニュースサイトで知ったサイトの記事が、あの時代を過ごし、リアルタイムでは多様すぎる情報に翻弄されながら、何が自分か?何が自分は好きなんだ、求めてるんだ?を、誰しも考えざるをえなかったであろう時代生まれ(かつ音楽好き)は多分色々な意味で興味を持つだろうと思う、コレ。

    https://www.fuze.dj/2017/11/music-film-history01.html

    面白いね、自分の若い頃の実体験場の、(当然)不完全な認識とはまた違う、
    コレが公式なんてわけではないが、当時捉えきれなかったシーンの流れの時系列的
    な解説。自分の経験と、コレの”齟齬”の部分が本当に面白いよ! 
    ”コタエアワセ”ではないので、どう楽しむかは本当に各自に依るんだけどね。

    p.s
    我々の世代って、同世代の人数も格段に多かったはずなんだが、いくら地方都市とはいえ
    話の一部でも共有できる人間を、ほとんど発見できないのが実に謎だ。

    一体みんな何やってんだろう、という疑問ばかり募るのだが、良い加減あの当時から
    ”おひとりさま”慣れしてるし、ネットやツール等、安価で充実しまくりなので
    なんの不都合もないとは言え、ね。 んではまた。機会があれば。

    返信削除
  6. 初めて納得というか、共感出来る和訳に出会えた気がします。夢中になって聴いていた高校生、大学生の頃からいろいろな和訳がありましたが、陰鬱過ぎるキライがあって、英語のニュアンスもわからないし、そういうもんなのだなと納得させていたんですが、今回初めてわかる!って思えました。

    返信削除
  7. はじめまして、MRNと申します。

    ニルヴァーナは十年くらい前に知って衝撃を受け、にわかファンとなりました。
    (まあ、今でもにわかファンですが・・・)

    翻訳についてなんですが、
    洋楽の和訳をプロがやっても意味不明で、趣味で翻訳している人の方がしっくりきてしまうのは、もしかしたら「洋楽あるある」なのではと勝手に推測しております。

    ねこあるきさんのスメルライクティーンスピリット(以下SLTS)の翻訳すごくしっくりきました!!

    今まで他のSLSTの翻訳を読んできましたが、ねこあるきさん以外イイのはなかなかありませんでした。

    ありがとうございました

    返信削除