2016年3月29日火曜日

Drain You - Nirvana 和訳

Drain You - Nirvana 和訳

「ドレイン・ユー」のドレイン、つまりドレーンは排出用の管です。
医療や工業で使われる資材のひとつで、
不要になった液体や膿などを排出するのに使います。

男性の身体において、「排出用の管」と言えば
何を指すか、ご想像に難くないと思います。

この様に、なんだか無機質な単語が散見されますが、
それが逆に淡々と事をこなしているようで、うーん。

この曲は妙に軽快で、片やどこかドロドロして
なんだろうな、と思いましたが、そういうことでしたか。

甘くて情熱的なラブソングが好きなnekoarukiには不向きな曲でした。

カート・コバーンくらいなら、女性に困ることはなかっただろうけど
「排出」とまで言い切ることは無いでしょうに。


▼1993年のライブ。確かに格好良いんですけれど。





"Drain You"

One baby to another says 
どこかのかわいい子が、誰かさんに言っていたな。

I'm lucky to have met you
「あなたに会えて本当に幸せ」って。

I don't care what you think unless it is about me
それが俺に向けた言葉じゃないんなら、なんにも気にしない。

It is now my duty to completely drain you
だって俺は今、君の中に排出しきるお務めで手一杯なんだ。

A travel through a tube and end up in your infection
俺に溜っていたものは、巡りめぐって管を通り抜け
やがては君の中へ放出され、君にうつるんだ。

Chew your meat for you
君の肉体を、上質なステーキを口の中で転がすように
くまなく味わってあげよう。

Pass it back and forth
出たり入ったりを何度も繰り返す。

In a passionate kiss
情熱的にキスするみたいな、体液の交換と粘膜の摩擦。

From my mouth to yours
やがて俺の排出口から君へと。

I like you
今は君とそうしているのが好きなんだ。


With eyes so dilated, I've become your pupil
瞳孔は散大し、俺は君のなすがままになる。

まるで俺は目を大きく見開いて、君だけを見つめている様だ。
君が新しい教えを提示するたびに、
目を輝かせて忠実に実行する小学生なんだ。

You've taught me everything without a poison apple
君は俺に、死なない程度なら
ギリギリのところまでなんでも教えてくれたね。
1から10まで俺は覚えていったよ。

The water is so yellow, I'm a healthy student
始めの頃は、物珍しくて何も知らなかった子どもだったけど、
今では立派な学生並みに成長したんだ。

出されたものは、好き嫌いせずに食べる健全な生活のように
快食・快便・快眠ってやつ。

Indebted and so grateful,vacuum out the fluids
君にはとても感謝しているよ。
だから俺は、掃除機みたいに君から溢れるものを吸引して差し上げる。

Chew your meat for you
そして君の身体を、肉をよく噛む様に味わうんだ。
ジューシーで柔らかな、したたる肉体に

Pass it back and forth
俺は出し入れを何度も繰り返す。

In a passionate kiss
激しいキスを交わす様に

From my mouth to yours
最後は俺の出口から君の内部へと。

I like you
その行為を君とするのが好きなんだ。

You
君も。

You
今日は君と。

You
君も教えてくれるのかい。

You
君でも良い。

You
君もどうだい。


One baby to another says 
あるかわいい子が、どこかの誰かに言ったんだ。

I'm lucky to have met you
「あなたと出会えるなんて、きっと私は幸運の元に生まれたのね」

I don't care what you think unless it is about me
そんな大事な言葉は俺に向けないで欲しいんだ。
もっと気軽にいきたいから。

It is now my duty to completely drain you
今はそれどころじゃなくて、溜まったものを全部
君へ放出することで頭がいっぱい。

A travel through a tube
身体の血管を駆け巡り、細胞は分裂し、

And end up in your infection
果ては君の中へと乗り移る。

Chew your meat for you
君の肉感的な身体を、ゆっくり楽しませてもらうよ。

Pass it back and forth
体温を感じる中と外とを出したり入れたり。

In a passionate kiss
From my mouth to yours
激しく舌を出し入れするキスみたいだね。

Sloppy lips to lips
ぐちゅぐちゅした君の唇と、粘液で濡れた俺の注ぎ口を絡めあう。

You're my vitamins
おかげでスッキリできるよ。

I'm like you
俺は君とそうするのが好き。


以上です。

なんというか、グランジのカート・コバーンの手にかかると
女性との関係もこんな風になってしまうんですね。
(しかも、「瞳孔散大」ってまたお薬じゃないでしょうね?)

ところで、歌詞にあった
「The water is so yellow」は何を指すと思いますか?
直訳すると、「水はとっても黄色い」。

この曲は、愛の言葉や、気持ちなんかそっちのけで
淡々と女性経験を重ねていく、妙に現実的な曲です。
最後の方に「You're my vitamins:君は俺のビタミン」とあります。

ということで、
たくさん女性経験を重ねる=ビタミンをたくさん摂取する
つまり、このThe water~は「おしっこの色は真っ黄色」。
ビタミン剤などを飲むと、尿の色は黄色くなりますものね。

『出されたものは好き嫌い言わず、なんでも食べる
健康的な優等生みたいだ、おしっこも真っ黄色さ。』

なんとも健全とは言いがたいですが、カートらしい表現です。





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