「テリトリアル ピッシング」のタイトルを見ただけで挫折です。(いや、そのうちやりますけど。)
ねこあるきはロックは好きだけど、グランジ(暗いロック)は好きじゃないです。ニルヴァーナが好きなだけです。
そもそも、グランジに甘いラブソングを求めるのは間違っていますが、時には遊び心も必要でしょう。
そんなわけで、ニルヴァーナのファーストアルバム「bleach・ブリーチ」より
「Love buzz・ラブ バズ」を和訳しました。
ニルヴァーナのデビュー曲で、ベースのクリスがお気に入りだったそうです。
この曲の本家は、「ショッキングブルー」というオランダのバンドのものです。
かわいらしくてセクシーな女性ヴォーカル、マリスカ・ヴェレスが歌います。
▼なかなか動画が無いです。音声がクリアなのでご参考に。
ショッキングブルーとニルヴァーナでは歌詞が異なるので、
まずは本家から。さらっと意訳も混ぜます。
"Love buzz" by Shocking Blue
「恋のざわめき」 / ショッキングブルー
Would you believe me when I tell you
もし気に障ったらごめんなさい。
これから私が言うことを、信じてくれるかしら。
You are the king of my dreams.
思い切って言うわ。あなたは私の理想のひとなの。
まるで夢の世界の王様だわ。
Please don't decieve me when I hurt You.
イヤな想いをしたら遠慮なく言ってね。
It just ain't the way it seems.
傷つけたりするつもりはないの。あなたを失いたくないから。
Can't you hear my love buzz?
私の心臓の鼓動が聞こえる?
Can't you hear my love buzz?
聞いてちょうだい、この胸の高鳴りを。
Can't you hear my love buzz?
だんだん早くて強くなっていくわ。分かる?
I need you like a desert needs rain.
雨が降らなければ砂漠のように枯れてしまうわ。
あなたは私の恵みの雨なの。
I would rather like to die.
あなたがいないなら、いっそ死んだ方がマシだわ。
Darling I hurt when I do not see you,
ダーリン、ねぇ、姿が見えないと寂しくて消えちゃいそう。
So spead your wings and fly.
だから、早くその翼を広げて風の様に飛んできて。
今すぐ私のところへ舞い降りて。
Can't you hear my love buzz?
体中が恋のノイズで麻痺してるみたい。胸に耳を当ててみて?
Can't you hear my love buzz?
聞いて?。私を苦しめる、この雑音はあなたのせいよ。
Can't you hear my love buzz?
聞こえるかしら?
締め付ける様な恋のざわめきを。
本家は以上です。
こんなしっとりと情熱的なラブソングを、今度はグランジの代表、カート・コバーンに歌ってもらいましょう。
▼ライブアットパラマウントのLove buzz ラブバズ。
"Love Buzz" Nirvana Version
ラブ・バズ / ニルヴァーナ
ラブ・バズ / ニルヴァーナ
Would you believe me when I tell you
俺が今から言うことを、真面目に聞いてくれ。
You are the queen of my heart
お前みたいのは初めて会ったよ。
俺のハートのクイーンだ。
Please don't deceive me when I hurt you
もしお前が嫌がることを俺がしたら、我慢しないですぐ言えよ。
Just ain't the way it seems
そんなんじゃねえ、お前が大事なだけだ。
Can you feel my love buzz?
俺の拍動が伝わるか?ここをさわって、心臓だよ。
Can you feel my love buzz?
どんな風に感じる?このドキドキするのをさ。
Can you feel my love buzz?
お前の身体に、俺の鼓動が伝わっている?
Can you feel my love buzz?
胸の内側から打ちつける、強い振動を感じとれ!
Would you believe me when I tell you
冗談で言っているんじゃねえんだって。
こればかりは信じてくれ。
You are the queen of my heart
お前の言うことならなんでも聞く。
太陽でも、女神でも良い、お前は俺の心に君臨する女王陛下だよ。
Please don't deceive me when I hurt you
だから俺が無礼を働いたら、厳しく罰してくれていい。
Just ain't the way it seems
嫌われたくない。お前に好かれていたいんだ。
Can you feel my love buzz?
体中に非常事態のブザーが鳴り響く。お前分かるか?
Can you feel my love buzz?
もう厳戒警報発令だ。限界だよ、気がふれそうだ。
Can you feel my love buzz?
この一大事をお前も感じ取ってくれ。
Can you feel my love buzz?
お前にも伝われぇーっ!!
以上です。
▼和訳付き動画。字幕は日本語と英語が選べます。
フォロワー様限定です。
▼和訳付き動画。字幕は日本語と英語が選べます。
フォロワー様限定です。
そして、いつものおまけです。
最近、おまけが充実しつつあります。
カートは羨ましいくらいルックスに恵まれているのに、
いつも目を閉じるか伏せているし、前髪で顔がまったく見えません。
せっかくなら、ラブソングくらい目を見つめて歌ってもらいたいですよねえ。
そんなわけで、見つけてきました。
ライブはオランダつながりで、アムステルダムのParadiso。
▼2コーラスめから、カートの表情がアップになります。
▼2コーラスめから、カートの表情がアップになります。
目を見つめあって、カートの鼓動を感じましょう。
よく見ると、髪に隠れつつも両目でしっかり見つめながら
「Can you feel my love buzz?」(俺の鼓動を感じるか?)と歌ってくれています。
そして、このアップの映像で和訳付きにしました。
そして、このアップの映像で和訳付きにしました。
恥ずかしさ極まったのか(←冗談です)最寄りで撮影していたカメラマンにギターをぐりぐりします。
カート・コバーン24歳くらいの頃かな。
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字幕つき動画を見ました。
返信削除ニルヴァーナで動画+訳があるとすごい迫力ですね。
まるでカート・コバーンが日本語で歌っているみたいです。
はなおのぺらさん。コメントありがとうございます。
削除さっそくご覧になっていただけて、とてもうれしく思います。
3つ作ってみまして、一番伝わりやすいものはなにか、目下模索中でございます。
なにかご意見等ございましたら、ご遠慮なくお申し出ください。
パラディソのカートには、どうしても日本語で歌わせたかったという、個人的な想いがあって作りました(笑)
ねこあるきさん、こんにちは。
返信削除明けましておめでとうございます。
どうぞ今年もよろしくお願いします。
無事、星間旅行から帰ってまいりました(おい)
ニルヴァーナは名前しか知らず(フーファイターズのボーカルの人が元ドラマーでいたバンドぐらいの認識)、「スメルズライク...」や「インブルーム」を聴いてから「ラブ・バズ」を聴いたのですが...カート・コバーンの歌唱力と破壊力に見事にやられてしまいました...(〃∇〃)
元曲がすでにセクシー過ぎるというのに、蠱惑的なベースラインとアップテンポがたまりませんね。愛だの恋だのそういった類は斜にみてそうなカートが「お前は俺のハートのクイーン」とか「俺の拍動が伝わるか?ここをさわって、心臓だよ。」なんてどストレートに歌おうもんなら、ね!!そりゃ大変ですよ!(私が)
ライブParadisoでのカートも、乱れた髪の間から覗く彼の瞳がほんとうに綺麗で...。氷のように美しいですね。彼の魅力を一言で言い表すのは難しいです。
そして若くして亡くなられたのが本当に悔やまれます。「スメルズライク...」「インブルーム」「サムシングインザ...」の歌詞を見ていると音楽業界、商業主義、人間関係、等々多くの人がそういう事に対して割り切ったり、流されたりしているのが彼に関しては決して無視できない事なんだろうなと思いました。非常に純粋で繊細な心の持ち主なのに、かなり危うい人生の綱渡りをしているような...。
すみません、後半湿っぽくなってしまいました。なにわともあれ、非常に情熱的な和訳を披露してくださったねこあるきさんに感謝です。
おしゃかさま。アイコンが有難いかんじですね、ねこあるきです。
削除明けましておめでとうございます。今年もどうかよろしくお願いします。
どこか、亜空間でさまよっておられるのではないかと心配しておりましたが、輝く彗星のごとく、ご無事にご帰還なさったようで胸をなでおろしました(嘘)
ニルヴァーナは、捻くれてるのか、正直なのか分からん歌詞を書いておきながら、ラブ・バズは反則ですよね?!、あの顔で、あの目で迫られたらいかんでしょー!と思います。
パラディソのライブをYouTubeで見た時、ギャーー!とこれは犯罪だろうと、奴はとんでもないものを盗んでいきました、それは私の心です(カリオストロの銭形警部風に)、と思いました。
おしゃかさんもこのヤバさが分かっていただけますか!さすが盟友!
この年末年始に、映画「ソークトインブリーチ」をレンタルで見たんですが、本当に謎の残る亡くなり方をして、もう何でいなくなっちゃったんだよう、と悲しくなりました。
陽気で明るいお調子者だったカート少年が、両親の離婚ですっかり変わってしまって、彼の短い人生が幸せだったと信じたいです。
おしゃかさんには、この曲の情熱を理解していただけて、嬉しい限りです!