2017年10月19日木曜日

You Take My Breath Away - Queen 和訳

You Take My Breath Away - Queen 和訳


フレディ・マーキュリー作、ピュアで情熱的なラブソング。
邦題「テイク・マイ・ブレス・アウェイ」は、ひとり切なく、思い悩んでいる様が目に浮かびます。

アルバム「A DAY AT THA RACES 華麗なるレース」(1976年12月)の2曲目。

歌詞を見て、恋に落ちている状況を(無粋にも)推測しました。


・音を立てる、呼吸が聞こえる距離にいる。
→友達として、親しい方に、想いを抱いています。

・1度のキスはおろか、相手がふれると、震えがくる。
→つまり、親しいが、そういう間柄ではない。

・離れていく、拒まれると生きていけない。
→この関係が壊れるのが怖いのか、気持ちを伝えられずにいる。

・最後の、最後にやっと「愛している」が出てくる。
→どうしても最後には想いを打ち明けたい。


近くて遠い、片想いの恋ですね。

フレディ作なのに、すごく意外、と言ったら失礼でしょうか。
こんな奥手な一面があったとは。

美しいピアノと、泣き出しそうな音色のギター。
フレディの、切に訴えかけるような、伸びやかな歌声。

最後の、やっとの思いでふり絞るような " I love you"がまた麗しい。


▼「You Take My Breath Away テイク・マイ・ブレス・アウェイ」




"You Take My Breath Away" 和訳


Ooh
Take it, take it all away
持ち去って、僕のすべてを奪って

Ooh
Take my breath away
この命すら惜しくはない

Ooh
You take my breath away
君に出会って
僕は息をつぐことも出来ない


Look into my eyes and you'll see
無邪気に笑う、君の隣で
平気な素振りをしながら、君を目で追う僕の視線に気づいて。

I'm the only one
瞳を覗くだけで、すぐ気付かれてしまうほど、
僕以上に、君を想うひとは他にいない。

You've captured my love
君は僕を虜にして

Stolen my heart
心さえ奪っていった。

Changed my life
今までの毎日が崩れ去り
世界が一変してしまったんだ。

Everytime you make a move
君の仕草、動作すべてを

You destroy my mind
僕は呆然と見とれて

And the way you touch
不意に、手がふれ合ったときは

I lose control and shiver deep inside
心の奥底に電撃が走ったかのように
我を失い、わななく身体を隠せずにいる。

You take my breath away
虚ろな夜には、君にふれた指先を見つめ
僕は苦しいほど胸を締め付けられる。


You can reduce me to tears
僕が心を痛め、涙がにじみ出るのは、

With a single sigh 
君がため息をひとつ、ついたから。

(Please don't cry anymore)
君が笑顔に戻れるなら、僕に何でもさせて。

Every breath that you take
何気なく、途切れた会話の静けさの中、
聞こえる息づかいも

Any sound that you make
君が頬杖をつく僅かな音や、衣擦れの音も

Is a whisper in my ear
僕の耳に甘く囁きかける。


I could give up all my life for just one kiss
ただ一度だけ、その唇を許してもらえるならば
僕の築いた人生に、終止符を打っても構わない。

I would surely die
生きる意味はないんだ。

If you dismiss me from your love
もし、僕の気持ちが君に拒絶され、
他の誰かに、その愛を捧げるなら、何のための人生だろう。

You take my breath away
張り裂けそうな想いは、言葉にもならない。


So please don't go
だから、どうか何処へも行かないで。

Don't leave me here all by myself
僕をここに一人取り残したまま、どこかへと、
違う道を歩んだとしても、気持ちまで離れて行かないで。

I get ever so lonely from time to time
君がいなくなったら?と、時折考えてしまって
その度に、僕は不安と孤独に脅かされるけれど

I will find you
それが現実になったとしても、僕は君を必ず見つけるよ。

Anywhere you go I'll be right behind you
君がどこにいて、どんな姿になろうとも、僕は必ず傍で君を支える。

Right until the ends of the earth 
この世が終焉を迎える日まで。

I'll get no sleep till I find you 
僕は眠ることなく、君を探し続けるのは

To tell you that you just 
たった一言、告げるため。

Take my breath away
僕は、息が出来ないほど君が好き。


I will find you
たとえ離れても、僕は会いに行くよ

Anywhere you go,ooh
君がいるところなら、何処へでも


Right until the ends of the earth 
最果ての地から、世界の終わりに至るまで

I'll get no sleep till I find you 
君にもう一度出会うまでは、ひと時も休まずに

To tell you when I've found you
そして、この手に君を抱きしめ、伝えたい

I love you
愛している


(Take my breath away...)
僕は胸を衝かれたように…




以上です。


「華麗なるレース」ツアーは、アールズコート1977年が有名です。
6月6日と、6日7日の映像がyoutubeにあります。

▼6月7日のカメラワークが良かったので、両日を組みあわせて、字幕付き動画を作りました。





▼おまけに代わり、よもやま話


1976年ハイドパーク(野外の無料コンサート)で演奏された「テイク・マイ・ブレス・アウェイ」が、2011年にリマスターされて「華麗なるレース」のCD「デラックス・エディション」、日本版では「リミテッド・エディション」に、ボーナストラックの2枚目に収録されています。




まだ「華麗なるレース」が出る前の、ハイドパークは「オペラ座の夜」ツアーです。
その所為か、歌詞がすこし異なります。

20万人の観客の前に、たった一人のピアノソロバラード。

「ハイドパークでやったときはピアノソロだったんだ。
20万人の前で、自分一人で演奏したときは、神経がどうにかなりそうだった。
声が出てこないんじゃないかと思ったよ。」
フレディ談


そう言う割には、騒がしいお客さんに向かって「よく聴いて」と、たしなめているじゃないですかーっ。

客席に一瞥するマジ顔のフレディが、ねこあるきは怖かったですよ。


▼ハイドパークの"You Take My Breath Away"

流れるようなピアノの手を止めて、
"Good listen to listen"「聴くなら、ちゃんと聴きなよ」と、真顔で言います。

たしかに、バラードで騒ぐ観客はいただけないですね。





残念なことに、ボーナストラックのCDにも、ばっちり「Good listen to listen 聴くなら、ちゃんと聴きなよ」が入っています。

私は気が弱いので、CDや動画を観るたびに、怒らないでフレディ、と怯えたり。

ハイドパークがボーナストラックに入ったのは「華麗なるレース」前の演奏、そして原曲に忠実な高音のままだからでしょうか。

▼2011年ボーナストラックの音源。
※YouTubeで削除されておりましたので、再投稿しました。





確かに、素晴らしい。


ここから、ねこあるきの勝手な感想です。

音源なら1977年アールズコート(▼オレンジ色のダイス柄)の方を、ボーナストラックに入れて欲しかった、と個人的に思います。





高い音は低くアレンジしてありますし、
フレディが一瞬、歌詞を度忘れしますが、それは有りです。
CD音源には問題ない程度で。

"Is a whisper in my ear"まで歌ったあと、「あれ?」と、素に戻った顔付きをして、ちょっと考える仕草も、愛嬌があって(怖いのより)全然良いです。
※下記追記をご参照ください。

▼アールズコート1977年6月6日。
1分41秒あたりで、度忘れしているっぽい。



冒頭のMCの和訳。

OK, before we ah, 
さて、先に、えーっと

tease you with a bit of, sort of, 
気を持たせてしまうけど、ほんの少し、ちょっとだけ

heavy rock and roll things towards the end, ah,
激しいロックは最後の方にやるから、えっと

I'd just like to slip in a little a,
一曲入れたいんだけど、良いかな

well I'd like you to listen carefully to a simple little song this is a, 
すごくシンプルで小さな歌だから、大切に聴いて欲しいんだ

me on the piano,
演奏も僕のピアノだけだし

it's called 'You Take My Breath Away'
曲のタイトルは「ユー・テイク・マイ・ブレス・アウェイ」



発音がきれいだから良いけれど。
は…、速すぎて聴き取りが…。

追記:

コメント欄で教えていただきました。
アールズコートでフレディが、歌うのを一拍おいたのは
「歌詞を度忘れ」ではなくて「大きな物音がした」とのことでした。

丁寧にリンクも教えていただきました。
本当に有難うございます。

YouTubeのChinwonder2さんのチャンネルで確認できます。
有難いことにChinwonder2さんは、MCに英字幕を付けていらっしゃいます。
(頑張って聞き取りしないで、最初から頼っていれば良かった…)
ご興味をお持ちの方は、字幕をオンにしてみてください。

ただ、動画が削除される可能性があるので、英字幕ナシになってしまいますが、ダイレクトでも動画を載せておきます。

▼英字幕あり。アールズコート1977年
途中で大きな物音がしたタイミングで、歌うのをとめています。



▼英字幕ナシ。
上記と同じ動画ですが、YouTubeを経由しておりません。




そういえば、アールズコートがVHSで販売されなかったのは、機材の不調の所為でした。
'39では音飛びしていましたが、「オペラ座の夜デラックスエディション」のボーナスEPでは見事に修正されていて驚きました。

ここまで出来るなら、そろそろDVDかブルーレイで販売してくれないでしょうか。(2019年3月現在)










2017年10月9日月曜日

Big Spender - Shirley Bassey と Queen の2つ 和訳

Big Spender - Shirley Bassey と Queen の2つ 和訳


クイーンのライブ、ハマースミス・オデオン(1975年)は、DVDが公式で販売されていますが、アンコールで、フレディが着物(和装)をストリップしていたのが印象的でした。

その時に歌っていたのが「Big Spender ビッグ・スペンダー」です。




もともと「ビッグ・スペンダー」は、「Sweet Charity スウィート・チャリティー」という、ブロードウェイのミュージカル(1966年)と、映画(1969年)のために作られた曲です。

劇中ではストリッパーの女性たちが、金持ちそうな男性に向けて歌う、というシーンで使われていました。


その後、イギリスの歌手、Shirley Bassey シャーリー・バッシーがカバーして、シャーリーの代表曲のひとつになりました。


▼映画「スウィート・チャリティー」の「ビッグ・スペンダー」




▼シャーリー・バッシ―の「ビッグ・スペンダー」
シャーリーはエリザベス女王から勲位(デイム)を授与されています。




まずは、シャーリー・バッシーの「ビッグ・スペンダー」から。
そのあと、ロックにアレンジしたクイーンの和訳です。



"Big Spender" Shirley Bassey 和訳


The minute you walked in the joint,
アンタがここに来た時に

I could see you were a man of distinction,
他のゴロツキとは別格だって、ピンときたわ

A real Big Spender,
なんて羽振りの良い男

Good looking, so refined.
上物の身なりに、身のこなし

Say, wouldn't you like to know what's going on in my mind?
言ってよ、あたしが何しようとしてるか知りたくない?

So let me get right to the point,
焦らさないで
今すぐ、始めようじゃない

I don't pop my cork for every man I see.
今までの男じゃあ、満足できなかったわ

HEY Big Spender,
ねえ、金払いの良い旦那さん

Spend a little time with me.
ちょっとだけ、あたしと良いかしら


Wouldn't you like to have fun? Fun? Fun?
一緒に遊びましょ
ふざけて、ウサ晴らしして、楽しんで

How's about a few laughs? Laughs?
二人で笑いましょ
ね、おっかしいったら、うふふ

I can show you a good time,
素敵な夢を見せてあげる

Let me show you a good time.
ほら、夢を見させてちょうだいな


The minute you walked in the joint,
そりゃもう、アンタが一歩入っただけで分かったの

I could see you were a man of distinction,
その辺のロクデナシとは、比べもんにならないってね

A real Big Spender,
こりゃあ、懐具合の良い男

Good looking, so refined.
良いもの持ってるわね、タダ者じゃないその振る舞い

Say, wouldn't you like to know what's going on in my mind?
冷やかしに来たんじゃないんでしょう
言って?
あたしがどうしてあげようか、聞きたくない?

So let me get right to the point,
回りくどいのはよしましょ

I don't pop my cork for every man I see.
アンタなら、存分にあたしを満たしてくれる

HEY Big Spender,
あら、とっても気前の良いお方

HEY Big spender!
ねえ、お金持ってるんでしょう

HEY Big spender!
こっち向いてよ、金払いが良い旦那さん

Spend a little time with me
ちょっとあたしと遊んでいかない?




以上です。


これをロックにアレンジした、クイーン版です。

フレディは男性ですが、本来は女性が歌う曲なので、金ヅルの対象を、男性か女性か、迷いましたが、どちらとも取れるようにしました。


▼ハマースミス・オデオンの着物フレディ。
「ビッグ・スペンダー」は1コーラスしか歌わないので、実質1分30秒です。






では、1コーラスだけクイーンの「ビッグ・スペンダー」を。


"Big Spender" Queen 和訳



The minute you walked in the joint,
君がさ、ここのドアを開けたとき

I could see you were a man of distinction,
僕には分かったよ、その辺のヤツとは格が違うってね

A real Big Spender,
めっちゃ金持ってんだろ

Good looking, so refined.
ブランドで身を固めて、ただよう雰囲気

Say, wouldn't you like to know what's going on in my mind?
言ってよ、僕がどうしてあげたいって考えてるか、知りたくない?

So let me get right to the point,
お遊びはやめて、本気出そう

I don't pop my cork for every man I see.
物足りない奴ばっかりで、くさってたとこなんだ

HEY Big Spender,
ねえ、お金持ちさんったら

Spend a little time with me.
ちょっと僕と、良いコトしてかない?




以上です。

▼和訳付き動画を作りました。
ほんとーに!悔しいことに、着物フレディ(ハマースミス・オデオン)のライブは権利に引っかかるので、アット・ザ・レインボー1974年から動画を作りました。




なんと。
2018年11月になって、ハマースミス・オデオンの動画が解禁になったようです。(期間限定かもしれません)


▼着物フレディのビッグ・スペンダーで、字幕動画です。




おまけ


ハマースミス・オデオンのカメラワークの所為で、せっかくフレディの着物ストリップがよく分からなかったので。

画像で語る、着物シーン。


▼こんな感じで歌っています。着物はこんな色柄なのですね。





▼妖艶な。気分はブロードウェイのダンサーか、ストリッパーか。





▼和装でも、マイクスタンドの杖は変わらないのですね。





▼この伊達締め?紐?は赤です。
まあ、帯なんてキッチリ締めていたら、すぐ脱げないですし。





▼こう、しゅるっと解きます。
脱がないで、着ていたままでも良いのに。





▼おみ足をちらりと。と言っても一瞬で全部脱ぎます。
シャーリー・バッシ―みたいに、少しだけのアピールで終わりにしても…。





▼紐が解放されるまで、1分も無い。
ブライアン・メイはマフラーをしていたから、暑い、ということは無いと思う。





▼以上、フレディの着物でした。





このパフォーマンスは、来日したときに、日本のストリップ・バーに行って、ダンサーが和服を脱ぐシーンに影響されたらしいです。


フレディは、舞台だけではなく、普段から着物を羽織っているようです。
普段着にしても、作務衣か甚平じゃダメなんでしょうね。

他のメンバーの和装は、別の機会にでもアップします。






2017年9月24日日曜日

It's A Miracle イッツ・ア・ミラクル - Culture Club 和訳

It's A Miracle イッツ・ア・ミラクル - Culture Club 和訳


「イッツ・ア・ミラクル」(1983年)は、元々「It's America イッツ・アメリカ」というタイトルの曲でした。

カルチャー・クラブが、アメリカに初めて行ったときの歌詞です。

1984年に「イッツ・ア・ミラクル」に変更しましたが、あまり歌詞は変わっていないですね。

日本的なPV、日本的なジャケットの所為で、もうアメリカは関係なくなっています。


アメリカについての歌詞なのに。


▼ジャケット その1
お願いしますよ、どこから見ても、もう日本テイストじゃないですか。




▼ジャケット その2
一応、左の波線と星、赤と青の色使いがアメリカっぽい名残りなんだろうか。
どう見ても、日の丸模様に目が行きますが。





ここは、一見に如かず。

▼せっかくなので、「イッツ・アメリカ」だった時の動画を観てみましょう。
思いっきり、"It's America"を連呼しています。




歌詞がちがうところは、

"It's a miracle" の部分は "It's America"
"Cry it's a miracle" が "I'll meet in America"

この2つだけなので、もう、元のアメリカをイメージして和訳しました。


▼「イッツ・ア・ミラクル」のPV。
舞妓さんを演じるのは、ミスミーブラインドでお馴染みの通訳さんでしょう。





"It's A Miracle" 和訳

Guns that cross the street
外に出れば、銃弾が道を飛び交い

You never know who you might meet
実際、これは体験しないと分からないだろう

Who's in disguise
どこに何が潜んでいるか


Ooh as you blow a storm
急襲に遭ったら、一撃食らわしてやると意気込んでも

There's no one there to keep you warm
そこに君を守ってくれる人は、誰もいないよ

It's no surprise
しかも、これが日常だったりする

There's something in my eyes
だって、僕はこの目で見たんだもの


It's a miracle (It's a miracle)
驚きだよ

It's a miracle (It's a miracle)
まさに不可解

It's a miracle (It's a miracle)
理解を超えている

It's a miracle (It's a miracle)
アメリカって国は。

And dreams are made of emotion
そして気持ちが強ければ夢は叶うと、
根拠なく信じてる


Dance with the counterfeit
上っ面だけ取り繕って

The plastic smiles and micro heat
プラスチックの笑顔に、機械仕掛けの情熱
なんか、嘘っぽいんだよね

I'll meet you there
もし、アメリカで君に出会ったら

I'll meet you there
会うことがあればさ

Run to the edge of town
都心を抜けて、西海岸まで飛ばして行こう

Where Hollywood lay its footprints down
そこはハリウッド、有名人の足跡がたくさんある

Monroe was there
マリリン・モンローのもあるよ

but do you really care
でも、君は興味ある?


It's a miracle (It's a miracle)
すごいよね

It's a miracle (It's a miracle)
未知の世界だ

It's a miracle (It's a miracle)
こんなの初めて

It's a miracle (It's a miracle)
ミラクル、と言っておこう

And dreams are made of emotion
そして人々の、アメリカン・ドリームに対する情熱は半端ない


Cry it's a miracle
「何これ!」と、何度叫んだことか

Cry it's a miracle
「何なんだよ」と、何回も驚かされた

Cry it's a miracle
信じられない所だ

Cry it's a miracle
刺激が強すぎるよ


Guns that cross the street
銃声が響いているのに、みんな慣れたもので

You never know who you might meet
行ってみないとこの驚きは分からないよ

Who's in disguise
まず、見かけに騙されちゃダメだって


Ooh as you blow a storm
まさか、自分だけはそんな目に遭わないと思うでしょ

There's no one there to keep you warm
でも何かあった時に頼れる人はいないんだよ

It's no surprise
僕も、もう慣れっこ

There's something in my eyes
自分の目で色々見て来たからね


It's a miracle
常識では考えられない

It's a miracle
ある種の奇跡

It's a miracle
奇跡で成り立っているっていうか

And dreams are made of emotion
夢見る情熱が支えなんだろうな

It's a miracle
君も行けば分かるよ

It's a miracle
必ず、信じられない事に出くわす

It's a miracle
想像できないだろうな

It's a miracle
でも、本当だよ

And dreams are made of emotion
夢を叶える熱気で沸き返って

And dreams are made of emotion
夢描く気持ちは何よりも強く

made of emotion
確かに、情動は強いよね




以上です。

It's A Miracleと、It's America、ぱっと見の字面は似ています。


このブログ内で「アメリカ、先進国なのにありえねー」と何度も実感しているので、ボーイの気持ちがなんとなく分かります。



おまけ

▼PVのワンシーンから。
すごい色彩なのに、色負けしないで、見事に調和してる。




▼歌詞にあった、ハリウッドのマリリン・モンローの足跡。




もっと、日本っぽい歌詞だったら、別のおまけにしたのに。
なんだよう。







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2017年9月19日火曜日

No-One But You (Only The Good Die Young) - Queen 和訳

No-One But You (Only The Good Die Young) - Queen 和訳


アット・ザ・レインボーでフレディは、「さて、次は悲しい曲をやる。ハンカチを用意して」と、MCをしていました。

1991年に病没した、リードボーカルのフレディへ、残った3人のメンバーが捧げる「No-One But You ノー・ワン・バット・ユー」(1997年)の和訳は、ねこあるきにとってハンカチだけじゃ済まなかったです。


▼PVにも出てくる、このイラストはギリシャ神話のイカロスですね。




イカロスは日本でも有名なので、適当に説明しますが。

幽閉された迷宮から脱出しようと、鳥の羽とロウを固めた翼を作って、父ダイダロスと息子イカロスは飛び立ちました。

ダイダロスはイカロスに、決して高く飛んではいけない、と助言していたにもかかわらず、イカロスは空高く舞い上がり、太陽の熱でロウが溶け、海に落下して絶命します。

余談ですが、イカロスが落ちた海はその名を取って「イカリア海」、付近の島を「イカリア島」と呼ばれます。


「冒険的、向こう見ず」という意味で、「イカロス」の単語は使われますが、歌詞に出てくる「too close to the sun 太陽に近づき過ぎた」は、「分不相応」という英語の慣用句です。


有り余る才能は生身の人間に分不相応だったのでしょうか。
フレディが、持てる力の限り、挑戦する姿はどう映ったのでしょう。


▼「ノー・ワン・バット・ユー」のPV。
No-One But You (Only The Good Die Young)は1997年8月。




▼「Rocks」に収録されている、フレディが登場しないバージョンのPV。ディーコンの目線が特に。




"No-One But You (Only The Good Die Young)" 和訳


Brian:
ブラアン・メイより


A hand above the water
あらゆる困難を乗り越え
嵐雲を抜け、羽ばたいて

An angel reaching for the sky
君が目指した空に、手は届いたんだね

Is it raining in heaven
この雨は君からのメッセージかな

Do you want us to cry?
あまり人を泣かせないでくれよ


And everywhere the broken hearted
見えるかい?
そこかしこに、悲嘆に暮れる人々が

On every lonely avenue
君も見慣れた並木道りには、こんなにも人があふれている
誰もが孤独でいっぱいだよ

No-one could reach them
この心の傷を癒せるのは、誰の手も届かない所へ行った

No-one but you
君だけなんだ


One by one
一人、またひとり

Only the Good die young
かけがえの無い人は、早くに去っていく

They're only flyin' too close to the sun
君ほど才能に恵まれ、誰も真似できないことをやってのけた人はいない

イカロスは飛ぶことに夢中になり、太陽に近づきすぎた
前人未踏の空を臨むのは、身に過ぎた事なのか?

And life goes on
返らない答えだと知っても、
空を見上げ、僕はまた問いかけている

Without you
君のいない地上で




Roger:
ロジャー・テイラーから


Another Tricky Situation
聞きたくも無いさ
でも、訃報はイヤでも飛び込んで来る

I get to drownin' in the blues
俺はすっかり塞ぎこんで、滅入っているときは

And I find myself thinkin'
つい、あいつと話してみるか、って
何の気なく思う、自分に気が付く

もう居ねえって分かってるのに

Well, what would you do?
なあ、お前ならこんな時どうすんだよ?


Yes, it was such an operation
良いんだって!
お前はメスを入れたんだ、大手術みたいなもんさ
この世界に旋風を巻き起こしたんだよ

Forever paying every due
「何度も代償を払ってきた」とか言ってたよな
まさか、永久にツケを払おうとは思わなかっただろうけど

Hell, you made a sensation
どえらいことをやる奴だったよ
最期まで世間を騒がせやがって

You found a way through 
そのまま我が道を突っ走って、行っちまった


One by one
誰だったら良いなんて無い
でも、どうしてお前なんだよ

Only the Good die young
早過ぎてなんの準備も出来ちゃいない

They're only flyin' too close to the sun
才能が身を滅ぼす、だなんて思ってねぇから心配すんな
お前は生身を捨てて、お日様にタッチしに行っただけさ

We'll remember
お前のリードで声が聴こえる
一緒に歌っている

Forever
これからもずっと




Brian:
ブライアン・メイより


And now the party must be over
なにか終える度に
「またひとつ、パーティが終わった」って格好つけてたね
今は余韻に浸っているんだろう

これだけ大きな出来事が、いつか収まったとしても

I guess we'll never understand
僕に理解できる日は来ないよ

The sense of your leaving
君がいなくなったなんて

Was it the way it was planned?
いつも考えるんだ

こうなる前に、僕に何が出来たなら
運命は変えられた?

それとも、どう足掻いても
仕方ない事だったの?


And so we grace another table
さて、また4人そろってテーブルに着こう
頭を突き合わせつつ、僕たちが培った原点さ

And raise our glasses one more time
どの曲も、熟慮を経てやっと完成させてきた
何度でも乾杯のグラスを掲げよう

There's a face at the window
この席には、いつも君が座っている

And I ain't never, never sayin' goodbye
だから決して
絶対に僕は、別れの言葉は言わない


One by one
欠けていく、大切なものから

Only the Good die young
僕は成す術なく取り残されていく

They're only flyin' too close to the sun
常人には辿り着けない
命を賭して眺めた景色はどんなものかい

Cryin' for nothing :Brian 
何が無くても構わない

Cryin' for no-one :Roger
会いたいのは他でもない

No-one but you
君なんだ


Thank you for your request, Mr.T.



以上です。


『空を見上げ、問いかける』は、サーティナインの歌詞よりイメージしました。

『並木通りにいる傷付いた人たち』は、フレディの死を悼んで集まったファンや関係者の事だと解釈しました。

『ツケを払う』『代償を払う』は、ウィー・アー・ザ・チャンピオンの歌詞より。

『またひとつのパーティが終わった』は、マイ・メランコリー・ブルースの歌詞より。


▼ここまで来たからには、和訳付き動画を作りました。






ねこあるきが注目したのは、物を言わぬディーコンです。
彼だけが、歌に参加していません。


ディーコンは以前、なぜ歌わないのか?という質問に答えています。

「歌わないんじゃなくて、歌えない。」
「歌えたらどんなに良いかと思うよ。」
「歌を歌えないということは、僕にとって(車いすやリハビリのない)足をもがれたようなものだから。」

フレディーに歌を習えば?という質問には。
「とんでもない。彼の前に出たら、余計にも歌えなくなるよ!」

歌に気持ちをぶつけることもなく、ひたすらベースを弾く姿が印象的でした。

以前、「Spread Your Wings 永遠の翼」で、ディーコンの人となりについて少しふれましたが、亡き父親の代わりがいないように、ディーコンにとってクイーンのボーカルは、フレディの代わりはいないのでしょう。

この「ノー・ワン・バット・ユー」以降、ディーコンは引退します。

「永遠の翼」で『翼を広げて、空高く飛んでみなよ』と歌うフレディ。

イカロスの姿を重ね合わせるのは、考えがあっての事でしょうか。
ショウ・マスト・ゴー・オン」の歌詞で、
『去りし日は伝説となり、色褪せることはない』
『今こそ羽ばたいて見せよう』
のくだりを読むと、自然とイカロスにつながったのかな。


おまけ

1分しかありませんが、カラー版。
インタビューはありませんので、英語が分からなくても大丈夫です。
▼ディーコンが笑顔なのが、なんだかホッとします。




▼メイキングの「ノー・ワン・バット・ユー」



冒頭のインタビューから。

ロジャーはブライアン・メイに曲の入ったテープを渡されて「どう思う?」と聞かれたのに、すっかりテープを聴くのを忘れていたそうです。

何か月も経ってから、急にブライアン・メイにロジャーから連絡がきて「いいよ、これ!まさしく、クイーンの曲だ!」と、話は進められていったようですが。

曲が発表された1997年は、ダイアナ妃の死とタイミングが重なったこともあったとはいえ、ロジャー、渡されたものはすぐに聴きましょうよ。






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2017年8月19日土曜日

Teo Torriate(Let Us Cling Together) 手をとりあって - Queen 和訳

Teo Torriate(Let Us Cling Together) 手をとりあって - Queen 和訳


日本人で、クイーンが好きと来れば、この曲。
クイーンが日本語で歌うことに、ひたすら感動を覚えます。

Now I'm Here 誘惑のロックンロール」同様、ブライアン・メイ作。
(日本版の "Now I'm Here" だと、私は勝手に思っています)


一緒に歌いやすいように、分かりやすい英語で構成され、なおかつ、当時の通訳さんによる、素晴らしい日本語まで入っているので、ねこあるきは和訳するつもりはありませんでした。

ふと、これを口語(日常会話レベル)の日本語にしたら、どうなるのかと思いましたが、シンプルな文章は、直訳こそ簡単なのに、意訳は大変ですね。

以前、俳句を英訳せよ、と無茶振りされた事を思い出しました。


▼オフィシャルの「手をとりあって」
1976年アルバム「華麗なるレース」より





"Teo Torriate(Let Us Cling Together)" 和訳


When I'm gone
僕がそばにいない時

No need to wonder if I ever think of you
どうか、気に病まないで
僕は、君を片時も忘れたりはしないから

The same moon shines
遠く離れていても、
月は僕たちに同じ輝きを降り注ぎ

The same wind blows
突然の風に、君が歩みを止めた時、
僕も吹き抜ける風を立ち止まって見送っている

For both of us, and time is but a paper moon
僕と君の間は、時間すら隔てることが出来ないよ

be not gone
忘れないでいて


Though I'm gone
僕は、いつか行かなければならないけれど

It's just as though I hold the flower that touches you
僕が手にする一輪の花は、君の頬にふれるよう

A new life grows
やがて冬を迎えても、新たに命は芽吹き

The blossom knows
僕たちの事を受け継いで、花は咲き誇る

There's no one else could warm my heart as much as you
凍てついた心を、春の陽ざしが包むように
君ほど僕を温かく包み込んでくれた人はいない

be not gone
ずっと一緒だよ


Let us cling together as the years go by
年月を重ねるほど、僕たちは強く結び付き
やがてはひとつになって行こう

Oh my love, my love
君がいて、僕はどれほど強くなれた事だろう

In the quiet of the night
静寂だけが訪れる、夜のとばりの中

Let our candle always burn
蝋燭に灯した小さな明かりが、消えることが無いように

Let us never lose the lessons we have learned
君と僕が出会えた、この気持ちをいつまでも


Teo Torriate konomama iko
Aisuruhito yo
Shizukana yoi ni
Hikario tomoshi
Itoshiki oshieo idaki


Hear my song
僕の歌声を耳にして

Still think of me the way you've come to think of me
君はまだ、僕のことを想って胸を熱くしてくれる

The nights grow long
少しずつ過去が長くなり、
記憶が闇に飲み込まれても

But dreams live on
暗がりの中では、夢はいっそう輝きを増すだけ

Just close your pretty eyes and you can be with me
僕に向けた眼差し、そのつぶらな瞳を閉じてごらん
ほら、君は僕と一緒にいる

dream on
二人だけの夢を見よう


Teo Torriate konomama iko
Aisuruhito yo
Shizukana yoi ni
Hikario tomoshi
Itoshiki oshieo idaki


When I'm gone
いつか、僕の姿が見えなくなって

They'd say we're all fools and we don't understand
心無い誰かは、僕たちのことを笑うだろう
そんなの、分かりたくもないよ

Oh be strong
強く信じて

Don't turn your heart
自分の気持ちを疑わないで

We're all
僕たちの想いは嘘じゃない

You're all
君の抱いた情熱も

For all
それがすべてで

For always
移ろわずに


Let us cling together as the years go by
時の流れと共に、絆をより強くしていこう

Oh my love, my love
君の笑顔に支えられ、もう僕は一人じゃない

In the quiet of the night
温もり残る、ひそやかな夕闇に

Let our candle always burn
僕たちの、心に灯る炎を絶やすことなく

Let us never lose the lessons we have learned
君と僕が出会えた、この瞬間を永遠に




以上です。

東京ライブ1979年の映像だけを使用して、音源は2011年のリマスター版CDを組みあわせて、動画を作りました。

▼もちろん、和訳字幕付きです。




おまけ


東京公演も来日時の密着取材も、youtubeにたくさんありますね。

▼漫画「マカロニほうれん荘」だったかな。
クイーンのメンバーが訪れるシーンがありました。




▼右はブライアン・メイですね(笑




▼有名な、1975年クイーン来日映像。
メンバーの表情が輝いているのが、微笑ましいです。









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