2017年12月20日水曜日

Love Of My Life - Queen 和訳

Love Of My Life - Queen "ラブ・オブ・マイ・ライフ"和訳


「ラブ・オブ・マイ・ライフ」はCDと、ライブ用の書下ろしで、2つパターンがあります。
アルバムは1975年「A Night At The Opera オペラ座の夜」に収録。


CD版は、まるでクラシックのようなピアノが主体で、フレディいわく、「ショパンやベートーヴェンの影響がある」とか。
そして、ブライアン・メイが奏でるハープが添えられています。

▼ハープを弾くメイ氏。なんか疲れてる?





▼CD版の「ラブ・オブ・マイ・ライフ」
繊細で、伸びやかで、とても大切に歌っているのが伝わります。




ライブ用には、キーを下げて、12弦のアコースティックギターで演奏するようアレンジされ、もはや、全然別の曲になっています。

観客と一緒に歌う、ライブの定番のイメージが強いですが、このスタイルになったのは、1979年以降。

1977年にライブで演奏されるようになり、当然ながら、フレディは単独で歌います。
いつもの客席へ呼びかけをしていません。

なんか、逆に新鮮です。


▼「グレイテスト・ヒッツ」に収録されているオフィシャルPVは、1979年の東京公演を元に作られている、お馴染みのライブ版。

よくよくみると、横断幕に『手をとりあって』の「Torriatte」が書いてあります。





この曲は、フレディが恋人のメアリー・オースティンさんと別れたことが由来というのは、あまりにも有名です。


別れて、それぞれの人生を歩んだお二人ですが、最後までお互いを信頼しあっており、「ラブ・オブ・マイ・ライフ」は、単なる失恋の傷心ではなく、フレディにとっては、歌詞の通りだと解釈しました。



"Love Of My Life" 和訳


※CDと、ライブの歌詞があります。

[Album:] CDだけにある歌詞
[Live:] ライブ用の歌詞


Love of my life,
君こそが僕のすべて

you've hurt me
だから僕はひどく傷ついて

You've broken my heart, 
君は、僕を失意の底へ突き落して

and now you leave me
去って行くの

Love of my life, can't you see
君あっての僕なんだ、分からないのかい

Bring it back, bring it back, 
戻ってきて、今すぐ戻って

don't take it away from me
僕の想いは君にすべて捧げたのに

Because you don't know what it means to me
君は去ってしまう、その意味をどうか分かって


Love of my life, don't leave me
君がいないと駄目なんだ、行かないで

[Album:]
You've taken my love,
 -all of my love
[Live:]
You've stolen my love, 
持てうる限り尽くした僕を

you now desert me
独り、置き去りにするの

Love of my life can't you see
君だけが僕のすべてなんだよ、どうして

[Album:]
 -please bring it

Bring it back, bring it back, 
帰って来て、お願いだから

don't take it away from me
僕の人生から、君がいなくなるなんて

Because you don't know what it means to me
こんな大事なことが分からないと言うの


You will remember, 
君は覚えていてくれるよね

when this is blown over
この身を引き裂く別れが、いつか過去になっても

And everything's all by the way
僕たちが築いたものは、いつでも一緒だって

Ooh
When I grow older, 
どれだけ時が経とうとも

I will be there at your side, to remind you
きっと君の傍にいて、僕は伝えよう

How I still love you 

[Album:]
 -I still love you
今もどれほど愛しているか、ずっとこの先も君を愛している

Ooh


[Album:]
Back, hurry back, please bring it back home to me
どこにいるの、すぐに戻って、どうか僕の元へ帰って来て

[Live:]
Hurry back, hurry back,
早く戻って、僕はどうしたらいい

Don't take it away from me, 
君は僕に生命を吹き込んで、そして抜き去って行くの


Because you don't know what it means to me
どれくらい僕にとって大切なことか、君は分からないなんて

Love of my life
君だけが僕のすべてで

Love of my life
それは僕の人生すべてなのに

Ooh,ooh




以上です。


「ラブ・オブ・マイ・ライフ」は、今はブライアン・メイがライブで観客と一緒に歌っていますが、それは失恋に限らず、心に想う人に捧げる歌に聴こえます。



1977年ヒューストンのライブから、字幕付き動画です。
メイ氏の早口な英語に閉口しながら(いっそMCは削除しようかと思いつつ)、やっと動画を作成しました。

▼和訳が不要の際は、オフにしてください。高音質です。






おまけ


メアリー・オースティンと、フレディーの2ショット画像をおまけに持ってくれば、予定調和かもしれませんが、思いっ切り期待を裏切ります。


今なおライブで歌い続ける、このお方。
ブライアン・メイ先生による「ラブ・オブ・マイ・ライフ」のギターレッスンです。

しかも12弦ではなく、レッド・スペシャル。
お手持ちのエレキギターで、レッツ・トライ!

※コインはいりません
ビデオでメイ氏は指で弾いているから、指でどうぞ


▼ブライアン・メイの、ギターレッスン「ラブ・オブ・マイ・ライフ」。日本語字幕付き、約1分です。





おまけ ←増量キャンペーン中


「ラブ・オブ・マイ・ライフ」が弾けるようになったところで、日本語字幕付きの、ギター・チュートリアルを全編でご紹介します。

他にも「ライアー」や「ボヘミアン・ラプソディー」など多数。
目指せ!全曲制覇!



▼その1 /3
日本語なのに、何を言っているのか分からない。
あと、気になっていたけど、そのTシャツは何なんですか。





▼その2/3
なんとなく思い付きで弾いたとか。
なるほど、勉強になります。ええ、本当です。





▼その3/3
冒頭が「ラブ・オブ・マイ・ライフ」から始まります。
これで失恋しても、弾き語りできますね。





…って弾けるかーっ!
全然わかんないよ、出来る人の意見を聞いても、やる気が消滅するだけだよ!


まあ、冗談はさておき。
習うというより、技巧を見てお楽しみください。


▼VHSビデオで販売されていたようです。




▼カバー違いもあります。




メアリーさんとフレディーの2ショット画像をご覧になりたい方へ。

▼他サイト様の記事でたくさん掲載されています。
「Buz Zap!」様へのリンク
記事名「フレディ・マーキュリーが最も愛し、信頼した生涯の友人、メアリー・オースティンとの写真たち」



2 件のコメント:

  1. この曲、ブライアン・メイのライブでよく演奏するらしいので、
    ブライアンの曲かと勘違いすることがありますが、内容は確かに
    フレディっぽいですね。
    特に、自分の気持ちを全開で歌うところとか。

    英語があまり難しくないので自分でも訳せそうなんて思ったこともありますが、
    やっぱりねこあるきさんの訳はすごいですね。
    訳らしくなくて、それだけで日本語の作品として読めるのは
    この訳だけだと思います。
    自分で訳そうとすると、どうしても訳っぽくなってしまいます。

    それにしても、ブライアン・メイ氏は弦がある楽器ならなんでも弾けるのですね。
    確か、Bring Back That Leroy Brown(ライブ)ではウクレレのような楽器を弾いていたし、
    The Prophet's Songでは琴を弾いているとのことだし。

    ギターレッスンのビデオは、完全にギターを弾ける人のためのものでしょう。
    これからギターを弾こうという人がこれを見て弾ける気がしません。

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    1. はなおのぺらさん、ご無沙汰をいたしております。
      お気に召していただき、有難うございます。
      少しだけ時間が取れたので、慌ててブログを更新中のねこあるきです。

      ラブ・オブ・マイ・ライフはライブの定番になってますね。
      2016年のライブではリアルで参加出来て良かったです。
      長生きはするもんです。

      メイ氏に欠点は無いのでしょうかね、ここまで来ると、ものすごく不得意なものを見てみたい気になってきますが、ライブで弾き間違えているのを見ると、なぜかホッとします(ひねくれ者です)。

      ギター・レッスンはブライアン・メイ公式で公開していますよ。

      才能もないのに、下手にギターをやろうという気を、完全に粉砕してくれるので、時間を無駄にせずに済みます。

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